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児童虐待疑惑の『ヘドローバ』監督・小林勇貴氏が謝罪 子役の吐しゃ物はダミー、保護者も理解と説明

 映画監督・小林勇貴氏が28日、自身のインスタグラムを更新し、2017年公開の監督作『ヘドローバ』の撮影中、過度な暴力演出があったのではないかとされる問題について説明し、出演者に対して「心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

小林勇貴監督が映画『ヘドローバ』の件について謝罪

小林勇貴監督が映画『ヘドローバ』の件について謝罪

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 小林氏が監督した『ヘドローバ』は、不良しか住んでいない団地を舞台にした問題作として2017年に公開。そのメイキング映像では、子役が何度も平手打ちをされ、涙を流しながら嘔吐する様子が映されており、ネット上で児童虐待ではないかと問題視されていた。

 インスタグラムでは「Twitter上で児童虐待ではないかとのご指摘をいただいております」とし、俳優本人に対して「誠に申し訳ございません。また、私の謝罪が遅くなったことについても重ねてお詫びいたします」と謝った。

 当時の撮影については、安全を心がけていたとしながら、「演出プランにはなかったアクションが発生してしまいました」とし、俳優から次のせりふが出てこないため「異常を感じ撮影を止めました。 すぐに撮影を止めかったことは自分の過失です。また、保護者にも事情を説明しご理解をいただいておりました」と説明した。メイキング映像に出てくる吐しゃ物はダミーで、「実際に吐いたり、大きな怪我をしたりすることはありませんでした」とも伝えた。

 また「今回の件に関しては、今になってやっと過ちだと気付いたのではなく、ずっと心に残っていた過去の罪が、世に出たという思いです」と心境を明かし、「今回の件以降、私が任される現場では労働環境の良い現場にしようと心掛けていたことに、嘘はございません」とも説明した。その上で、俳優本人には「改めて謝罪の意をお伝えし、ご了承いただきました」とも報告した。

 『ヘドローバ』に関しては、「製作を担当したVICE MEDIA JAPAN 株式会社を始め、関係者との間で今後の取り扱いについて協議 会を持ちたいと考えております」とし、後日報告するという。最後は「今後このようなことを繰り返さないことは勿論、映画製作現場における暴力行為やハラスメントを許さないように尽力してまいります。今後もご指導よろしくお願いいたします」と結んだ。

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