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吉永小百合、18年間映画館のない島・五島で舞台あいさつ 島民に誓う「また観ていただけるような映画を」

 俳優の吉永小百合が17日、長崎県五島市の福江文化会館で行われた映画『いのちの停車場』の特別上映会の舞台あいさつに参加した。

『いのちの停車場』舞台あいさつに参加した(左から)財団法人松下財団代表理事の松下剛氏、吉永小百合

『いのちの停車場』舞台あいさつに参加した(左から)財団法人松下財団代表理事の松下剛氏、吉永小百合

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 『五島の椿プロジェクト』の特別企画として実施された上映会。18年間、映画館のない島となっていた五島に同プロジェクトの椿サポーターを務める吉永が舞台あいさつに島を訪れ、自らが主演した『いのちの停車場』を島民へ届けた。2回実施された舞台あいさつには合計約1500人の島民が駆けつた。

 吉永は「本日は『いのちの停車場』の上映会に来てくださり本当にありがとうございます。実は昨年の秋にこの映画を五島の皆さんに観ていただきたいと思っていたのですが、コロナがなかなか収まらず実施ができなくなりまして本当にガッカリな気持ちになりました。そして、なんとしてでもこの春には実施したいと松下(剛)さんにお願いして本日実現に至りました。短い時間ですがこの舞台の私たちと皆様とで気持ちを交換させて楽しいひと時を過ごせたらと願っております」とあいさつした。

 五島への思いを聞かれると「私の友人から素晴らしいところがあるからとお誘いがあり、2011年に初めてここ福江と久賀島に訪れました。とても素晴らしい場所で、特にお魚がおいしいんですよね」と笑顔。「ホテルの近くの魚屋さんで尾頭付きのタイが200円で売っていたのはびっくりしました。次の年は上五島まで行ってみようと思い、頭ヶ島まで行きました。いろいろなところを歩いて、五島の景色や暮らしている方々の姿を見て、人間の原点みたいなところにいらっしゃると感じました。何度でも訪れたいところです」と口にしていた。

 最後は五島の人に向けて「私は60年以上映画の世界で仕事をしてきましたけれども、映画がとても好きでこれからももう少し映画に出演していきたいと願っております。皆様にまた観ていただけるような映画を作って、そしてまた五島に来ますのでぜひぜひ、応援していただけたらうれしいです」とメッセージを送っていた。

 本作は、今の日本の長寿社会における現代医療制度の問題点、尊厳死・安楽死などに向き合い、これらに携わる医師、患者、家族が織りなすヒューマンドラマが描かれる。救命救急医として勤務し、とある事情で実家に戻り、在宅医療を通して患者と向き合う白石咲和子を吉永、咲和子を追いかけてきた医大卒業生の野呂聖二を松坂桃李、訪問看護師の星野麻世を広瀬すず、まほろば診療所の院長・仙川徹を西田敏行が演じている。

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