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萩本欽一『ちびまる子ちゃん』に本人役で初出演「欽ちゃんがそのまま出てくると思わなかった」

 1990年1月7日に放送スタートした、フジテレビ系アニメ『ちびまる子ちゃん』(毎週日曜 後6:00)が5月1日に放送1500回を迎える。『ちびまる子ちゃん 「ありがとう!みんなのおかげで放送1500回1時間スペシャル」』と題した記念すべき回に、タレントの萩本欽一(80)が、本人役でゲスト出演することが17日、決定した。“欽ちゃん”の愛称で親しまれている萩本は、これまで『ちびまる子ちゃん』のストーリーには何度も登場しているが、本人役でゲスト出演するのは今回が初めてとなる。

『ちびまる子ちゃん』1500回放送記念に本人役で初出演する萩本欽一(C)フジテレビ

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 萩本は、海外アニメ『ウォレスとグルミット』シリーズのアフレコ経験はあるものの、日本アニメ作品に声優として出演するのは初めて。萩本は出演に関して「信じられないよね。アニメーションに欽ちゃんがそのまま出てくると思わなかった。ありがたいことですよ。最初は『欽ちゃんのドンとやってみよう!』の声だけかなと思ったの。だけど、映像もあって、そんなにしてくれなくてもいいのにと思ってさ。恐縮しちゃってさ。でも、違う世界の中に欽ちゃんそのまま出てるって、さくらももこさんに会いたくなっちゃうよね。なんか“ありがとうございました”ってお礼を言いたい気分よ」と喜びのコメントを寄せた。また、自身のアニメーションにも感謝しきりだったという。

 放送1500回は、美しい桜の木をめぐる『まる子と山桜』、憧れの欽ちゃんへの思いがつまった『まる子、欽ちゃんに会いたい』の2本の話を放送する。『まる子、欽ちゃんに会いたい』のアフレコに臨んだ萩本は、自身が司会を務めた人気番組『欽ちゃんのドンとやってみよう!』(フジテレビ系1975〜1980年放送)のタイトルコールにも挑戦。萩本は「台本持つと緊張しちゃうの。びっくりしちゃった。よく考えたら別に台本読むようなセリフじゃないんだよね。終わってから気付いたよ。相当緊張してたんでしょうね。間違えないように」と慣れ親しんだセリフにも緊張したことを明かした。まる子の世界に入った懐かしの人気番組は、欽ちゃん本人の声でいかに再現されるのか。まる子が憧れる欽ちゃんとの心温まるエピソードに期待が高まる。

『ちびまる子ちゃん』1500回放送記念に本人役で初出演する萩本欽一(C)フジテレビ

『ちびまる子ちゃん』1500回放送記念に本人役で初出演する萩本欽一(C)フジテレビ

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■萩本欽一コメント

ーーオファーが来たときの感想は?
「信じられないよね。アニメーションに欽ちゃんがそのまま出てくると思わなかった。ありがたいことですよ。最初は『欽ちゃんのドンとやってみよう!』の声だけかなと思ったの。だけど、映像もあって、そんなにしてくれなくてもいいのにと思ってさ。恐縮しちゃってさ。でも、違う世界の中に実在の欽ちゃんがそのまま出てるって、さくらももこさんに会いたくなっちゃうよね。なんかありがとうございましたってお礼を言いたい気分よ」

ーーアニメの中の欽ちゃんを演じてみて。
「台本持つと緊張しちゃうの。びっくりしちゃった。よく考えたら別に台本読むようなセリフじゃないんだよね。終わってから気付いたよ。相当緊張してたんでしょうね。間違えないように」

ーー『ちびまる子ちゃん』のことを知っていたか。
「長いことやってるでしょ。ちょうど忙しい時だったからなかなか見ることはできなかったけど、この話が来たとき、何本かみたよ。周りにいろんなキャラクターがいて、そのままステージでやりたいようないい家族でしたね」

ーー好きなキャラクターは?
「友蔵さん、おじいちゃん。僕がやったらもうちょっとおかしくできるかも。割と真面目なおじいちゃんだもんね。まぁ、僕がおじいちゃんの役だとあんなに品良くできないけどね(笑)」

ーーまる子は小学校3年生ですが、萩本さんが小3の時はどんな子どもだったか?
「すごくいい子。お勉強するし、お母さんの言うこと聞くし、萩本家の御曹司と言われるくらい品のいい子でした。それが東京に越してきてからずんずん柄が悪くなりました。年を取る度にどんどん勉強をしなくなりました。コメディアンになって、初めて分かりました。お勉強しなきゃダメよね。それで70歳で気付いてそれから学校に行ったの。だからもっと早くに気付けばよかったなぁ」

ーー『欽ちゃんのドンとやってみよう!』はみんなが楽しみにしていた人気番組だが思い出は?
「『欽ちゃんのドンとやってみよう!』は欽ちゃんの時代を変えてくれた番組。私にとってもありがたい恩人というか、違う世界がそこからずっと開けた。有り難い番組でした。それがアニメとして残る。私の中で大事なものをしまっているんだけど、『ちびまる子ちゃん』もしまっておこうと思います」

ーー放送を楽しみにしている視聴者へメッセージ。
「子どもの番組っていうけど、むしろ年を取った私と同世代のじいちゃん、ばあちゃんに。孫の言葉って笑えたり、にこやかにできる。私はどちらかというと“みんな見てね”というよりは“じいちゃん、ばあちゃん、欽ちゃん出てるからその時代にちょっと戻ってみようよ”と言いたいかな。楽しみにしてて!」

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