俳優の吉岡里帆、中村倫也、尾野真千子、吉野耕平監督が14日、都内で行われた映画『ハケンアニメ！』（5月20日公開）の完成披露試写会に参加した。

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　イベントでは作品にかけて、覇権を取れるものについてトークしていった。吉岡は「この質問、難しくて…。そんなのない、というのがシンプルな答えなんですけど…」としながらも「さっき、尾野さんと中村さんに『リップを塗られながらしゃべるのが上手だね。それで覇権取れるよ』と褒めてもらいました。お墨付きをもらいました」とにっこり。尾野は「ビーフジャーキーを食べる速度が1番早い。スゴい固いけど、それを秒速で。歯をグラグラになるまで食べる」と明かし、中村はひざから崩れるほど笑っていた。

　そんな中村は「こういうイベントをやると、フォトセッションとムービーのカメラに向かって手を振る。ムービーさんのカメラに対する手を振る時のスマイル。これがまぁ、覇権を取れるんじゃないかと」とニヤリ。「このあとやるので、覇権を取れる笑顔をやっていたら、あふれんばかりの拍手やおひねりなどを」としていた。一方の原作者の辻村深月氏は「作家としての映像化に関しての運のよさは覇権が取れる」とにっこり。吉岡は「ステキな答えすぎる」と驚き、中村も「こういうことを言えばいいんだね。大喜利だと思っちゃった」と苦笑いで反省していた。

　そして、イベントは終わり、フォトセッション＆ムービーセッションに。中村は宣言通りの全力スマイルで、登壇者＆観客たちを爆笑させていた。

　直木賞作家・辻村深月氏による、アニメ業界で奮闘する者たちを描いた同名小説（マガジンハウス）が原作。地方公務員からアニメ業界に飛び込んだ斎藤瞳（吉岡）は、監督デビュー作で、憧れのスター監督・王子千晴（中村）と覇権を争うことに。

　王子は過去にメガヒット作品を生み出したが、その過剰なこだわりとわがままぶりで、監督降板が続いていた。そんな崖っぷちの王子を8年ぶりに監督復帰させるべく、プロデューサーの有科香屋子（尾野）は、人生を懸けた大勝負に出る。瞳は、クセ者プロデューサー・行城理（柄本佑）や、個性的な仲間たちと共に、汗と涙と鼻水にまみれ、アニメの頂点【ハケン（覇権）アニメ】の称号を手にするべく、し烈な“戦い”に身を投じていく。

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