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“オッドタクシー声優”ダイアンに聞いた【かけがえのない1本】は?


 お気に入りの映画の話から、意外な一面を垣間見る【かけがえのない1本】シリーズ。今回は、『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』(公開中)で、売れないお笑い芸人・ホモサピエンスを演じたダイアンユースケ津田篤宏)に「かけがえのない1本」を聞いた。

ダイアン(左から)ユースケ、津田篤宏(C)ORICON NewS inc.

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 津田の「かけがえのない1本は」は、クエンティン・タランティーノ監督・脚本・出演の『レザボア・ドッグス』(1992年)。高校を16歳で中退後、ビデオレンタル店で働き、膨大な量の映画を観ながら脚本を書き続けていたタランティーノが、脚本家・映画監督としてデビューを果たした作品。

 ロサンゼルスを拠点とする裏社会の大物ジョーは、宝石強盗を計画し、息子エディと共に6人の実行メンバーを集める。互いの素性を隠すためにコードネームで呼び合い、いよいよ強盗計画が実行される。現場から逃走したメンバーが集合場所の倉庫に集まり始めるが、計画通りに運ばなかった事態の中で、情報が警察側に漏れていた疑いが生じる。彼らは互いに不信の念を抱き、拳銃を突き付け合う。

 タランティーノ作品が好きだという津田。『レザボア・ドッグス』の後半は全て倉庫内のシーンになり、「舞台のような感じで、すごく面白い。その後に続くタランティーノ作品のすべてが詰まっている」必見の1本とした。

 ユースケは「ちょっとマニアックだったらごめんなさい」とボケながら、キアヌ・リーブスサンドラ・ブロックを一躍有名にした映画『スピード』(1994年)をピックアップ。

 とある路線バスに、走行速度が時速50マイル(約80キロ)を下回ると爆発する爆弾が仕掛けられた。さらに運転手が負傷。爆破を阻止するために乗り込んだSWAT隊員のジャック(キアヌ)は、居合わせた女性客のアニー(サンドラ)に運転を任せ、高速で走るバスの中から状況の打開に挑む。エレベータ、バス、電車という動く密室を舞台にしたアクションが斬新かつ、一瞬もとぎれない緊迫感で観る者の心をとらえ、世界的な大ヒットを記録した。

 ユースケはこの映画を「高校生の時に好きな子を誘って観に行った」そうだ。

ホモサピエンス(左から)柴垣(CV:ユースケ)、馬場(CV:津田篤宏)(C)P.I.C.S. / 映画小戸川交通パートナーズ

ホモサピエンス(左から)柴垣(CV:ユースケ)、馬場(CV:津田篤宏)(C)P.I.C.S. / 映画小戸川交通パートナーズ

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■『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』(公開中)

 昨年4月よりテレビ東京にて放送されたTVアニメ『オッドタクシー』を再構成しつつ、衝撃の最終回のその後も描く『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』が4月1日より全国の劇場で公開中。キャラクターたちのかわいいビジュアルを裏切り、主人公のタクシー運転手・小戸川が思いがけず「練馬区女子高生失踪事件」に巻き込まれてしまう、本格的なミステリー・サスペンス。

『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』(C)P.I.C.S. / 映画小戸川交通パートナーズ

『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』(C)P.I.C.S. / 映画小戸川交通パートナーズ

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 TVシリーズでいったんの結末を見た――かに思われたが、映画版では、関わっていた人々が口々に証言する“あの時一体何が起きていた”のかを繋ぎ合わせることで、事件の新たな輪郭を浮かび上がらせる。一人のタクシードライバーの “人生を一変させるような出来事”がカタチを変え、運命の歯車は再び揺さぶられていく。

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