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【カムカムエヴリバディ】“安子”森山良子、“るい”深津絵里を「何度も抱きしめた」

 俳優の川栄李奈が3代目ヒロインを担当する連続テレビ小説 『カムカムエヴリバディ』(月〜土 前8:00 総合/前 7:30 BS4K・BSプレミアム※土曜日は1週間の振り返り)。本作で、初代ヒロイン・安子の晩年を演じた森山良子のコメントが7日、到着した。

『カムカムエヴリバディ』第111回で再会を果たした安子(森山良子)とるい(深津絵里)(C)NHK

『カムカムエヴリバディ』第111回で再会を果たした安子(森山良子)とるい(深津絵里)(C)NHK

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 最初は、ハリウッドのキャスティングディレクターのアニー・ヒラカワ役として登場した森山。しかし、5日に放送された第109回で、自身の過去をラジオで告白し、彼女が本当は安子であったことが明かされていた。

――安子を演じる上で心掛けたことは?
役作りのためにしたことは、ドラマの中の安子(上白石萌音)を見ていたこと。どういう風に育って、どういういきさつでアメリカに行ったかということや、安子がしゃべる雰囲気とか、そういうところを見ていました。
でも、結局自分っぽくなっちゃうものですからね。真似ができるというものでもないですし、50年、60年のあいだに人も変わると思います。逆に、安子がアメリカに行ったあとの放送は見ていないんです。「お、ちょっとこれ見ちゃいけない」と思って、途中で視聴を止めました。私が知る必要がない内容だと思ったんです。安子はアメリカに行ってあえて日本に背をむけている。だから、ドラマで描かれている出来ごとをあまり情報として自分の中に入れてしまわない方が、そのまま安子が年をとってアニーになった感じが出せると思ったんです。だから、演じていて安子の気持ちのままで日本に戻って、アニーになっているような感覚です。

――安子についての印象は?
安子は生まれてアメリカに行くまで、家柄の差や戦争など、いろんなことにはばまれてスッと生きては来られなかった。それを思うと、本当に切ないです。稔さん(松村北斗)のことも、ずっと大事だったと思います。一番最初に好きになった人とようやく一緒になれた喜びと、その大切な人があっというまに戦争にいって帰ってこなかった切なさは本当にやるせない。言葉に表せないくらいつらかっただろうと思うし、そういう方たちがあの当時たくさんいらしたんだろうなと思います。これだけのつらい思いをした人がたくさんいた、という戦争に対するメッセージにもつながっていますよね。
人の気持ちや人の歩んでいく道筋、心向きが繊細に描かれているので、ひとつひとつの せりふに感動しています。

――撮影で印象的だったシーンは?
るいとの再会のシーンが最初の撮影だったんですが、るいを見ただけでとても込み上げてくるものがあって、るい役の深津絵里さんを何度も抱きしめたほど。るいに再会できてすごくうれしかったと言うと変ですが、母である安子の思いがとてもよく理解できて、私の中に安子が存在していることを感じました。るいへの切ないい気持ちはずっとありましたね。
深津絵里さんはすごくすてきな女性だなと思いました。母親と離れて生きてきたことを感じさせる、凛とした美しさとたたずまいというか、強さというか、そういうものがものすごく感じられてとても感動しました。
ほかにも、甥のジョージ(ハリー杉山)から岡山に行くことを促される場面で、アニーは明日ここを発ってもう2度と日本には戻ってこないと強がりを言うんです。その言葉の背景にはここで自分がみんなの前に出ていったら、せっかく今みんなが幸せにしているものを台なしにしてしまう、私は私でアメリカで幸せになっているんだからこれでいいんだと自分に言い聞かせている気持ちがあるんだと思います。自分の一番大切な娘のことですから片時も忘れていないんですが、自分から身を引くところに胸が詰まってしまいました。なんでこんなに強いの? 安子! って思うくらい。昔の日本の女性の慎ましくもたくましい一面を感じました。
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