タレントの上沼恵美子（66）が司会を務める、ABCテレビ・テレビ朝日系『上沼恵美子のおしゃべりクッキング』（月〜金　後1：30）の最終回が1日に放送され、27年間の番組の歴史に幕を閉じた。トークもなめらかに最後のクッキングに励んだ上沼は「本当に幸せでした、こんなおいしい番組ないですね」と笑顔を見せ、「長い間ご覧いただきまして、ありがとうございました」と感謝を伝えた。

　また上沼は「この番組を（亡くなった）母が大好きで、『恵美子が毎日見舞いに来てくれてるみたいや』と。親孝行もさせていただいた」としみじみ。今後について「またひと頑張り、新しい私を見ていただけたら」と晴れやかに語った。

　1995年4月3日にスタートしたお昼の料理番組。司会の上沼がゲストを迎え、週替わりのテーマで日々の献立に役立つ料理を紹介。辻調理師専門学校の先生によるプロのコツを交えたわかりやすいレシピと、上沼の軽妙なトークが長く愛されてきたが、惜しまれながら最終回を迎えた。

　3月28日からの最終週は「ありがとうの一皿」をテーマに、過去に出演した初代・二代目の先生たちをゲストに迎え、現在出演する三代目の先生たちがとっておきのメニューを調理してきた。そして、この日は最後の一品として親子丼を仕立てた。

　来週4月4日からは、歌手のDAIGOがお昼の顔を受け継いで『DAIGOも台所〜きょうの献立 何にする？〜』をスタート。悩ましい夕食の“献立”にスポットを当て、月曜から木曜は日替わりのテーマに合わせた3つのメニューを毎日提案し、料理初心者のDAIGOが手伝うほか、金曜には人気料理コラムニスト・山本ゆり氏の指導を受け、DAIGOが1人で調理してスキルアップを目指す。