ハリー・ポッター魔法ワールド最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』（4月8日公開）を記念して、日本テレビ系『金曜ロードショー』（毎週金曜　後9：00）では2週連続で、『ファンタスティック・ビースト』シリーズを放送する。初回となる4月1日は第1作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』を40分拡大放送。今回、密接な関係を持つ『ハリー・ポッター』シリーズとの共通点を解説する。

【写真】その他の写真を見る

　『ファンタスティック・ビースト』シリーズは、『ハリー・ポッター』シリーズの原作者、J.K.ローリングが自ら脚本を担当、魔法動物学者ニュート・スキャマンダー（エディ・レッドメイン）の活躍を描く。監督は『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』（2007）から『ハリー・ポッター』シリーズの監督を務めるデイビッド・イェーツが手掛けている。

　まず、主人公であるニュートも、あの“ホグワーツ魔法魔術学校”卒業生。『ファンタスティック・ビースト』シリーズの舞台は、『ハリー・ポッター』シリーズの約70年前。ニュートはハリー達が学んだホグワーツ魔法魔術学校の卒業生で、ハリーたちの先輩という事になる。

　ニュートは学生時代、ホグワーツにある「グリフィンドール」（ハリーが在籍）、「ハッフルパフ」「レイブンクロ―」「スリザリン」の4つの学生寮のうち“誠実”“勤勉”をモットーとする「ハッフルパフ」寮に所属していた。魔法動物学者のニュートの著書『幻の動物とその生息地』は、ホグワーツ魔法魔術学校の教科書に指定されているので、ハリーたちもこの本で勉強していた。

　そして『ファンタスティック・ビースト』シリーズも、『ハリー・ポッター』シリーズも同じ魔法ワールドの世界なので、使われている魔法の呪文も同じ。例えば「アロモホーラ」開錠の呪文、またの名を“泥棒の強い味方”「アクシオ」自分のもとに物体を引き寄せる呪文、「ルーモス」杖に灯りを灯す便利な魔法など。

　さらに『ファンタスティック・ビースト』シリーズは、そのタイトル通り“魔法動物（ファンタスティック・ビースト）”がたくさん登場。中には『ハリー・ポッター』シリーズに登場している“魔法動物”も。例えばニュートがかわいがり、胸ポケット入れている小枝の様な魔法動物“ボウトラックル”は、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』でも描かれ、同じく『不死鳥の騎士団』の痩せ細った黒い身体に、ドラゴンのような翼が生えている馬の様な“セストラル”も来週8日放送の第2作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の冒頭で登場する。

　また、番組の後半には、8日公開の最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』のテレビ初公開のシーン映像も放送。その中には『ハリー・ポッター』でもおなじみのあるセリフが…。こちらにも注目してほしい。