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【カムカムエヴリバディ】「ひなたの未来のために必要不可欠」 五十嵐の再登場に込めた思い

 女優の川栄李奈が3代目ヒロインを務める、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(月〜土 前8:00 総合/前 7:30 BSプレミアム・BS4K※土曜日は1週間の振り返り)。きょう30日放送の第105回では、五十嵐(本郷奏多)が「サムライ・ベースボール」コスチューム担当のデイジーとの結婚を決意したシーンが描かれた。一度結ばれ、別れを決断したひなた(川栄)と五十嵐。それから10年の時を経て、なぜ五十嵐は再登場したのか? その理由を制作陣に聞いた。

『カムカムエヴリバディ』第105回より(C)NHK

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 ハリウッド映画「サムライ・ベースボール」のオーディションを無事に終え、五十嵐から「飲みに行かない?」と誘われたひなた。ひなたにデイジーへのプロポーズを決意したことを明かした五十嵐は「ひなたは? 誰かいい人いないの?」と質問。すると「私は、いまは仕事が楽しい」と言うと、五十嵐は「かっこいいよ。ちゃんとひなたの道を見つけて、まっすぐ歩いているひなたはすごくクールだよ」とエールを送った。そして、五十嵐を「おめでとう」と見送ったひなたは「これが人生」と英語でポツリとつぶやいた。

 一見、ひなたは五十嵐を思い続け「失恋したのでは?」とも感じられたシーンだった。第22週(28日〜4月1日)の演出を担当した深川貴志氏は「藤本(有紀)さんの台本を読み込み、ひなたさんの未来のために二人の再会は必要不可欠だと感じました。五十嵐さんと付き合い、自分が彼を苦しめていたかもしれないというのが第19週で描かれましたが、そこへの落とし前だったのではないでしょうか」と過去の自分への葛藤があったのではないかと話す。

 続けて「終わった恋をもう一度始めるというよりは、ひなたさんは当時の思い出にひたろうとしている自分とたたかっていたのではないでしょうか。あの場面で『いまは仕事が楽しい』と言えたのは、この感情が恋ではないと自分で気づき、これからの道をしっかりと歩もうとするひなたさんの強さの表れだと思います。『ハッピーな展開』の意味についても考えさせられる回でした」と解説する。

 制作統括の堀之内礼二郎氏は「コメディのようにするのではなく、優しさを持って描くことでひなたのいまがしっかり捉えられたと思いますし、そこを感じていただけたら」と演出に込めた思いを語った。

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