演歌歌手の天童よしみ、ものまね芸人・コロッケが、25日放送のMBSテレビ『よんチャンTV』（月〜金　後3：40）にゲスト出演。コロッケは、最近のものまね芸人について“マジメ”と指摘し、自身は「基本ものまねを似せようという気がなかった」と語る。

　河田直也アナウンサーによる金曜コーナー「なおやの部屋」に“足せば芸能生活90年”という大物2人が登場し、道頓堀でロケを行う。千日前の老舗お好み焼き屋「おかる」は、天童が高校時代から行きつけで、コロッケも「うまっ！　まじうまっ！　これは癖になるわ！」と大絶賛。天童は「（他人と）シェアするのが嫌なんです。絶対嫌なの！　一枚ずつ焼いてもらう！　譲りたくない！」とこだわりを熱弁する。

　さらに、女将の“スゴ技”に気分を良くしたコロッケは、河田アナのリクエストに応え、岩崎宏美、福山雅治らのものまねを披露。「まだテレビでやってないネタ」も期待すると、「歌が途中でわからなくなる徳永さん」をテレビ初披露する。

　また、若いものまねタレントが多数登場する時代について、河田アナがどう見ているのか聞くと、コロッケは「今のものまねの子たちって僕ら世代からすると、マジメな子たちが多いんですよ。ふざけない子たちが。正統派。僕らみたいにふざけているものまねがだんだん減ってきたので単純に寂しいです」と心境を語る。

　コロッケ自身は「基本ものまねを似せようという気がなかった」と言い、ある歌手のファンから怒られたエピソードも明かす。一方、天童はものまねされる側から「正直言ってうれしいですよね。特徴をつかんでやっていただくのは。ヘアースタイルを変えようか、ドレスをやめようかと思ったけど、ものまねしていただいている人に対してこのままの形でやった方がいいので。（ものまねタレントに）気をつかうときもあります」と語る。

　天童とコロッケは、4月8日〜14日に大阪・新歌舞伎座で『天童よしみ・コロッケ　スペシャルコンサート』で共演。コロッケは「私で笑っていただいて、天童さんの歌で 酔いしれて感動していただいて。それをいっぺんにお見せできる舞台をやらせていただきます」と呼びかける。