女優の川栄李奈が3代目ヒロインを務める、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(月〜土 前8:00 総合/前 7:30 BSプレミアム・BS4K※土曜日は1週間の振り返り)。きょう18日放送の第97回では、るい(深津絵里)の前に、夢なのか、幻なのか、父・稔(松村北斗)が姿を現した。
錠一郎(オダギリジョー)とるいが訪れたのは、母・安子(上白石萌音)と稔の思い出の場所とも言える神社。そして、終戦記念日のサイレンが鳴り響き、追悼していたるいのとなりには、稔の姿があった。
「お父さん…? お父さんですか?」と驚くるいに、稔は「どこの国とも自由に行き来できる。どこの国の音楽でも自由に聞ける、自由に演奏できる」「るい、お前はそんな世界を生きとるよ」と優しく語りかけた。
演出の安達もじり氏によると、稔の再登場は「どこかでもう1回という話があった」といい「このタイミングでの登場は、台本に落とし込んでいく中での藤本(有紀)さんの考えです。台本をいただいたときは『きた!』と思いました」と、裏話を明かす。
すでにクランクアップを迎えていた松村だが、このシーンに関しては「今年に入ってから撮りました」という。松村本人には不安もあったそうだが「海軍の軍服を着ていただいた瞬間、完全に稔さんになっていました。完璧です! というやり取りをしました」と、期間があいてもすぐに稔として撮影現場にたたずんでいた。
娘・るいを演じる深津とは初の共演シーンになるが「皆さん照れながらやっていましたね(笑)。なんだか不思議な感じでしたが、撮影になると真剣に『やるぞ!』となっていました」と振り返る。
あらためて、俳優・松村北斗の魅力について聞くと「ご本人がもつ透明感。誠実な方ですし、人としての良さがありながら、一本筋が通っている。凛としてそこにいるということは、なかなか難しいことだと思います。オーラがあって空気感もある。素晴らしい役者さんだと思います」と手放しで称賛した。
制作統括の堀之内礼二郎氏は「神社のシーンは、前々日くらいに雪が降っていたんです。真夏のシーンなので雪があるわけにはいかなかったんですが、スタッフが頑張って雪が見えないようにしてくれました。他にも、美術スタッフが夏の花を飾ったり、陽炎を出したり、技術スタッフが夏の太陽のような照明を作ってくれたり…。深津さんもオダギリさんも寒い中、夏の衣装で耐えてくださいました。ドラマは決して一人の力ではできないのですが、あのシーンは特に、みんなの力の積み重ねを感じましたし、この世界はすべていろんなことの積み重ねでできているんじゃないかということまで考えさせられました」と明かす。
そして「稔さんからの言葉はまさに先人たちからのバトン。できるだけ多くの方に受け取って欲しいと願っていますし、試写で見た時は僕自身も体が熱くなるのを感じました」といい、まさに100年のファミリーストーリーが詰まった瞬間となったシーンではないだろうか。
錠一郎(オダギリジョー)とるいが訪れたのは、母・安子(上白石萌音)と稔の思い出の場所とも言える神社。そして、終戦記念日のサイレンが鳴り響き、追悼していたるいのとなりには、稔の姿があった。
「お父さん…? お父さんですか?」と驚くるいに、稔は「どこの国とも自由に行き来できる。どこの国の音楽でも自由に聞ける、自由に演奏できる」「るい、お前はそんな世界を生きとるよ」と優しく語りかけた。
演出の安達もじり氏によると、稔の再登場は「どこかでもう1回という話があった」といい「このタイミングでの登場は、台本に落とし込んでいく中での藤本(有紀)さんの考えです。台本をいただいたときは『きた!』と思いました」と、裏話を明かす。
すでにクランクアップを迎えていた松村だが、このシーンに関しては「今年に入ってから撮りました」という。松村本人には不安もあったそうだが「海軍の軍服を着ていただいた瞬間、完全に稔さんになっていました。完璧です! というやり取りをしました」と、期間があいてもすぐに稔として撮影現場にたたずんでいた。
娘・るいを演じる深津とは初の共演シーンになるが「皆さん照れながらやっていましたね(笑)。なんだか不思議な感じでしたが、撮影になると真剣に『やるぞ!』となっていました」と振り返る。
あらためて、俳優・松村北斗の魅力について聞くと「ご本人がもつ透明感。誠実な方ですし、人としての良さがありながら、一本筋が通っている。凛としてそこにいるということは、なかなか難しいことだと思います。オーラがあって空気感もある。素晴らしい役者さんだと思います」と手放しで称賛した。
制作統括の堀之内礼二郎氏は「神社のシーンは、前々日くらいに雪が降っていたんです。真夏のシーンなので雪があるわけにはいかなかったんですが、スタッフが頑張って雪が見えないようにしてくれました。他にも、美術スタッフが夏の花を飾ったり、陽炎を出したり、技術スタッフが夏の太陽のような照明を作ってくれたり…。深津さんもオダギリさんも寒い中、夏の衣装で耐えてくださいました。ドラマは決して一人の力ではできないのですが、あのシーンは特に、みんなの力の積み重ねを感じましたし、この世界はすべていろんなことの積み重ねでできているんじゃないかということまで考えさせられました」と明かす。
そして「稔さんからの言葉はまさに先人たちからのバトン。できるだけ多くの方に受け取って欲しいと願っていますし、試写で見た時は僕自身も体が熱くなるのを感じました」といい、まさに100年のファミリーストーリーが詰まった瞬間となったシーンではないだろうか。
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2022/03/18