木村拓哉と脚本家・福田靖氏が7年ぶりにタッグを組む、テレビ朝日系木曜ドラマ『未来への10カウント』（毎週木曜 後9：00、4月14日スタート）。高校生たちを演じるキャストが13日、解禁となった。

　木村演じる生きる希望を完全喪失している男・桐沢祥吾が、図らずも高校ボクシング部のコーチになったことで熱を取り戻し、再生していくさまを描く青春スポーツ・エンターテインメント作品。青臭くもがむしゃらな熱を秘めた高校生たちと真剣に向き合う中、自らも変化を遂げ、新たな未来に向けて走り出していく桐沢。世代を超えた青春群像劇となる。

　新コーチ・桐沢と出会い、世代を超えた熱き青春群像劇をつむいでいくのは弱体化が進み、今や廃部寸前の松葉台高校ボクシング部に在籍する生徒たち。中でも、男子部員も顔負けの熱意をたぎらせるのが唯一の女子部員・水野あかり。ある事情から「強くなりたい」と渇望し、入部したあかりを山田杏奈が務める。現在放送中のNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』にも出演する村上虹郎が演じるのは、大阪から転校してくる西条桃介。ボクシングの腕は文句ナシだが、生意気でトラブルメーカー。それでいて、どこか憎めない、ボクシング部きってのやんちゃ部員を村上が演じる。

　さらに、昨年10月期には『真犯人フラグ』をはじめ、3本も連続ドラマに出演するなど活躍する坂東龍汰が、恋するボクシング部員・玉乃井竜也を甘酸っぱく体現。玉乃井が恋心を寄せるボクシング部マネージャー・西山愛を、ミュージカル『ピーターパン』の10代目ピーターパン役で女優デビューを飾ったリアル高校生女優・吉柳咲良が演じる。

　元文芸部員という異色の経歴を持つボクシング部員・友部陸には、映画『怒り』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、NHK連続テレビ小説『エール』などに出演した佐久本宝をキャスティング。『嘘喰い』で映画初出演し、正体が謎に包まれた役柄に体当たりで挑戦した櫻井海音が、真面目で気の弱い新入部員・江戸川蓮を、ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンの主役も演じた2.5次元俳優・阿久津仁愛が同じく新入部員の天津大地を務める。

　ボクシング部以外の生徒も明らかになった。取材を通じてボクシング部員たちを鋭く見つめるのが、新聞部の部員・矢代智香。力強い味方を、『アイムホーム』で主演・木村の義理の娘役を演じた山口まゆが演じることに。7年ぶりとなる木村との再共演でどんな化学反応を巻き起こすのか注目だ。

　ほかにも三浦りょう太（りょう＝けものへんに寮のうかんむりなし）、富樫慧士、大朏岳優と、注目の若手俳優が出演することが決まった。