ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

花江夏樹&梶裕貴&村瀬歩 光り輝いていた青春時代を思い出しトーク「あの頃にもどりてーな!」


 ひと夏の小さな冒険が、少年たちの“LIFE(生き方)“を一変させる大冒険に発展する。いしづかあつこ監督が描いたオリジナル長編アニメ映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』で、物語の中心を担う高校1年生の少年・ロウマ役の花江夏樹、トト役の梶裕貴、ドロップ役の村瀬歩)3人が、青春時代の思い出を語った。

インタビューで青春時代を語ってくれた花江夏樹(中)、梶裕貴(右)、村瀬歩(左) (C)ORICON NewS inc.

インタビューで青春時代を語ってくれた花江夏樹(中)、梶裕貴(右)、村瀬歩(左) (C)ORICON NewS inc.

写真ページを見る

――小中高時代、クラス内、教室内で流行っていたことを教えてください。

花江:僕が小学生の頃は“おんぶチャンバラ”が流行っていました。騎馬戦みたいな感じで、おんぶをして。上の人が新聞紙を丸めた剣を持って、互いにはたき合う遊びなんですけど、休み時間になるとずっとやっていましたね。白熱しすぎて、途中からチャンバラではなくプロレスになってっしまう…ということもよくありました。

梶:僕の通っていた小学校では“定規戦争”が盛り上がっていました。プラスチック製の定規を机の上に置いて。ペンで弾いてスライドさせて、その勢いで相手の定規を机から落とす…という遊びです。

花江:ほかにも“消しゴム落とし”とか、いろいろやったな〜。

村瀬:うちの小学校では、練り消しをひたすら削って、どれだけ大きい消しカスを作れるか?という遊びが流行っていました。男女を問わず、皆で夢中になって作っていましたね。

――髪型をキメたり、オシャレに目覚めたのはいつ頃ですか?

梶:子どもの頃は寝癖がついたままでも気にならなかったし、服も母が用意してくれたものを、特に意識せずに着ていましたね。言われてみると、いつから身だしなみを気にするようになったんだろう?

村瀬:僕はハッキリ覚えていて、オシャレを意識するようになったのは4年前です。

梶:めっちゃくちゃ最近だね。

村瀬:精神年齢はずっと13歳のままなんです(笑)。それまでは服装に対して無頓着だったんですけど、ある日、テレビでファッションショーをたまたま見て。そこで紹介されていた服がものすごくカッコ良くて、「自分もああいう服を着たい!」という衝動に駆られたんです。そのときから、ファッションに対する興味が急に沸いて、服をたくさん買うようになりました。

花江:僕は中学生の頃から、髪型にこだわるようになりました。ワックスを使うようになったのもその頃からで、最少はどれくらいが適量かわからなくて、ベタベタになるまで使っていました。

梶:毛先をねじったり?

花江:よく尖らせていました!

梶:小学生のころは先輩後輩の上下関係ってほとんどなかったけど、中学に上がると、急に先輩が大人っぽくなるんだよね。それで、自分も早く大人の文化に馴染まないと…という気持ちになって、あれこれ変えていって。ブリーフからトランクスに履き替えたのも、ちょうどその頃だった気がします。

――学校帰りに、寄り道コースなんてありましたか?

梶:僕は埼玉県出身なんですけど、学校からの帰り道には自然が多くて。桑の実がなる時期とか、森の方に寄り道して、よくつまんだりしていました。

花江:小学校からの帰り道に焼き鳥屋さんがあったんですけど、これが本当においしそうで。小学生時代は、その魅力に取りつかれていましたね。お小遣いをもらったら、1本だけ買って。それを食べながら帰るのが楽しみでした。その頃から「やっぱりタレより塩だよな」とか言っていましたね。

梶:おじさんみたいな小学生だったんだ(笑)。

村瀬:僕は小中は近所の学校でしたが、高校は電車通学をしていて。友だちと学校の近くの大型スーパーに寄ったり、カードショップを覗いたりするのが、放課後の楽しみでした。

――ランドセルじゃんけんとか、やったことはありますか?

花江:よくやっていました!

梶:何人かでじゃんけんをして、負けた人が次の電信柱まで、全員分のランドセルを担いでいかなきゃいけない…ってやつだよね。小学生って、何でもかんでもランドセルに詰めて帰るから、ひとつひとつがめちゃくちゃ重たくて。

村瀬:小学生時代は途中までアメリカに住んでいたんですけど、向こうにはランドセルがなくて。あと、親が送り迎えをしてくれていたので、その文化はなかったですね。

――いま振り返ってみて、いちばん輝いていたと思える青春時代はいつになりますか?

村瀬:僕は高校時代ですね。その頃、仲のいい友だちからは村瀬と呼ばれていましたが、ほかのクラスメートや同学年の人からは村瀬様と呼ばれていて。

梶:呼ばせていたんじゃなくて!?

村瀬:学園祭で、うちのクラスは喫茶店をやったんですけど、その一角に占いのコーナーを作ることになって。1ヶ月くらい手相占いの勉強をして、見よう見まねでやってみたところ、ものすごく評判になったんです。教室に収まりきらないくらい、長蛇の列もできたりして。そのときの印象が強かったみたいで、卒業するまでずっと、学校では村瀬様と呼ばれていました。

梶:僕は、小学生のころがいちばん思い出深いですね。中学時代は生徒会長をしたり、高校時代は演劇部に入って活動したりと、どの時代にも思い出はあるんですけど、何も考えず、ただただ毎日を楽しく過ごしていた…という意味では、やっぱり小学生のころが、いちばん輝いていた時代かな。

――今でも、その頃の感覚が蘇ることはありますか?

梶:さすがにこの歳になると、仕事が終わっても、これから3人でランドセルじゃんけんをしながら帰ろうぜ!とはならないですね(笑)。どうしても早く帰って寝よう…となってしまう。どんなことにもワクワクしていた小学生時代が懐かしいです。

花江:僕も、思い出深いのは小学生時代ですね。というのも、人生でいちばんモテていたのがその頃だからです(笑)。

――詳しくお聞きしたいです!

花江:毎年バレンタインデーには、何人かの女の子からチョコレートをもらっていたんです。その日の放課後は、すぐに帰らずに廊下の張り紙を見たりして。ちょっと遅めの時間まで、学校に残るようにしていて。

梶:女子がチョコを渡しやすいタイミングを自分で作っていたんだ!

花江:そこまで計算ずくなのに、もらうときには「え、マジ?」みたいなことを言っていました。

村瀬:めちゃくちゃむかつく(笑)。

――貴重なお話、ありがとうございます。それでは最後に、子どもの頃に描いていた夢について。今はどれだけ近づけているか?あるいは離れてしまったのか?その辺りのご意見・感想をお聞きしたいです。

花江:小学生の頃の夢は、剣道の選手になって大会で優勝することだったんですけど、剣道自体は一度もやったことがなくて…。ちょうどその頃、『ONE PIECE』が流行っていて、僕はゾロが好きだったので、本気で剣士になりたいと思っていたんです。けっきょく、その道には進まなくて、いろいろあって声優になったんですけど、ご縁があって、別のところで剣士にはなることができました(笑)。そういった意味でも、声優って夢のある職業だなと改めて実感しています。

梶:子どもの頃に思い描く夢って、だいたいがマンガやアニメから影響を受けたものなんですよね。でも、やりたいことを一つに絞り切れなくて、何とかして全部叶えることはできないか?…と考えたときに思いついたのが、僕の場合はお芝居の道だったんです。現実ではあり得ないような出来事でも、声優として、キャラクターを通してなら体験することができる。そういった形で、子どもの頃の夢を一つ一つ叶えていける今の環境は、本当に幸せだと思っています。

村瀬:僕は具体的に「こうなりたい」という夢は持っていなくて。ただ両親が、毎日朝早くから夜遅くまで働いているのを見ていたので、子どもの頃は「働くのってたいへんだな。自分には無理だな」と思っていたんです。でもこうして、やり甲斐のある仕事をさせていただけて、今では働くことの楽しさや、努力することの素晴らしさを実感できている…というのが、具体的な夢のなかった僕からしたら、大きな変化といいますか。いい方向に進めたんじゃないか…という気持ちでいます。

■ストーリー
東京から少し離れた田舎町に暮らす少年・ロウマ。周囲と上手く馴染むことができないロウマは、同じように浮いた存在であったトトと二人だけのチーム"ドン・グリーズ"を結成する。その関係はトトが東京の高校に進学して、離れ離れになっても変わらないはずだった。

「ねえ、世界を見下ろしてみたいと思わない?」

高校1年生の夏休み。それは新たに"ドン・グリーズ"に加わったドロップの何気ない一言から始まった。ドロップの言葉にのせられた結果、山火事の犯人に仕立て上げられてしまったロウマたちは、無実の証拠を求めて、空の彼方へと消えていったドローンを探しに行く羽目に。ひと夏の小さな冒険は、やがて少年たちの“LIFE”生き方を一変させる大冒険へと発展していく。

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索