度重なる延期を経て、ケネス・ブラナー監督・主演の映画『ナイル殺人事件』が本日（25日）より劇場公開。“ミステリーの女王”アガサ・クリスティの「ナイルに死す」（1937年発表）を原作に、エジプトのナイル川を行くクルーズ船で、新婚旅行中の大富豪の娘リネット（ガル・ガドット）が殺害された事件の謎を、名探偵ポワロ（ケネス・ブラナー）が解き明かす。

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　クルーズ船という“密室”で起きた事件の容疑者は乗客全員！　ポアロの友人ブーク（トム・ベイトマン）が、“怪しい容疑者たち”を紹介する本編映像が解禁となった。

　被害者のリネットは、美貌と巨万の富から、多くの意味で人目をひく存在。クルーズ船の乗客は、リネットの結婚を祝うために集まった人々だ。一番疑わしいのは、リネットの夫サイモン（アーミー・ハマー ）の元婚約者ジャクリーン（エマ・マッキー）だが、彼女には完全なアリバイがあった…。

　今回解禁された映像は、情報通のブークがリネットを取り巻く複雑な人間関係をポアロに紹介するシーン。全員がリネットを殺害する動機を持つ容疑者たちだ。リネットにプロポーズをしたが、マスコミ発表の直前にほかの男に奪われてしまったウィンドルシャム（ラッセル・ブランド）。

　リネットの名付け親で後見人でもあるが、富を軽蔑しているスカイラー（ジェニファー・ソーンダース）。スカイラーの看護師で株の大暴落で資産を失った過去を持つからこそお金には目がない看護師バワーズ（ドーン・フレンチ）。

　リネットのメイドで自身も上流階級の仲間入りをしたいと強く願っているルイーズ（ローズ・レスリー）。リネットのいとこで財産管理人だが、いかにも腹黒そうなアンドリュー（アリ・ファザル）。リネットの同級生で唯一の友人ロザリー（レティーシャ・ライト） 。姪のロザリーがマネージャーを務める歌手サロメ・オッタボーン（ソフィー・オコネドー）。

　そして、ブークもまたリネットの知人として過保護な母親ユーフェミア（アネット・ベニング）とともにクルーズ船に乗り込んでいた。

　監督と主演を務めたケネス・ブラナーは「愛するのは誰か、憎むのは誰か、情熱を捧げるのは誰かといったことを観る人にも考えてもらいたいんだ」と、“愛”をテーマに描いた本作に込めたメッセージを寄せた。美しき花嫁リネットを殺害した真犯人とは一体誰なのか？　この事件に隠された衝撃の真相とは？　愛と嫉妬と欲望が渦巻く難解事件に世界一の名探偵ポアロが挑む。

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