3月6日に開催される格闘技『+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.2』で、MMA(総合格闘技)2戦目(VS鈴木千裕)に挑む平本蓮。敗戦となった2020年大みそかのデビュー戦から1年3ヶ月も空いたが、歯に衣着せぬストレートすぎる言動を繰り返す異端児は、試合をしていない期間も自身の価値を磨き続け、注目度は高まる一方となっている。そんな平本に試合前の意気込みを聞くことに成功した。「全部が進化している」と語る自信満々の言葉、そして自分と同じような境遇にいる人たちに向けた熱いメッセージを受け取り、目前に迫った試合への期待をさらに高めてほしい。
■格闘技は人生そのもの「痛みに耐えて勝負事に命をかける人間の美しさを見せたい」
――まずは平本選手のこれまでのプロフィールから振り返りたいと思います。小さい頃からキックボクシングで活躍していましたが、始めたきっかけは?
【平本】父親が昔プロボクサーを目指していて、俺も「格闘技をやってみれば」とずっと言われたので、最初は柔道から始めたのですが、もっとバチバチしたわかりやすい格闘技をやりたいと思っていたら、たまたま小学校3年の終わりくらいに家の近くにキックボクシングのジムができたんです。そこに行って初めてグローブを付けてサンドバッグを叩いた時に、型とかめちゃくちゃだけど、すごく楽しいと思って。学校に友達がいなかったし、のめり込むように格闘技に没頭していきました。
――友達は少なかったんですか?
【平本】学校のクラスなんて、たまたま住んでる地域が一緒だから集められただけで、喋ったり公園で遊んでたら「友達」って言われるけど、本当に面白いと思うヤツがいなくて、ずっと他人感があったんですよ。だから、自分の好きな格闘技にのめり込んだし、自分に居場所を与えてくれたジムで、かわいがってくれた会長やタイ人のトレーナー、大人の会員さんのほうが好きだったし、小さい頃からずっとそんな感じかもしれない。そして、格闘技という好きなものをずっとやってきたから、気づいたら周りに格闘技が好きで関わる人しかいなかったし、好きなものが同じだから業界に本当の友達ができました。だから、格闘技に人生を作ってもらったというか、俺の人生が格闘技そのもので、格闘技をやるために生きているんです。
――平本選手の人生イコール格闘技なんですね。
【平本】格闘技をよく知らない人は、血まみれで殴り合う野蛮なスポーツって思うかもしれないけど、俺は敵をぶちのめしたいとか、殴り合いが楽しいとかじゃないんです。強いヤツと戦ったときに、最初はそいつのほうが強くてもいつか絶対に自分が超えられるし、実際に超えられたら自分に勝った気がするから、格闘技が好きなんです。練習でも試合でも痛みが体に刻まれるし、自分を磨き続けて自分に逃げない勝負をする。人を殴りたいとか暴力的な衝動で格闘技をやってる人は、ほとんどいないと思うんですよ。だから、殴り合うのが苦手という理由で格闘技を見ない人はたくさんいると思うけど、それだけじゃないよということを自分の試合で表現できたら。好き嫌いはあるけど格闘技も一つの芸術だと思うし、表面的な暴力だけじゃなく、きついトレーニングを乗り越えて、痛みに耐えて勝負事に命をかける人間の美しさを見せたいです。
■デビュー戦黒星も「今は最短のルートで強くなってます」単身でアメリカ修行へ
――高校1年生で「K-1甲子園」に優勝し、ムエタイの強豪選手も倒すなどK-1トップファイターとして活躍されましたが、キックボクシングからMMAに転向した理由は?
【平本】K-1で目標としていた選手と試合が決まって、やる前から「これが終わったら燃え尽きそうだ」と思ってたけど、試合中に「俺がこんなところで終わったらもったいない」という気持ちが芽生えてきて。世界で一番強い男、世界最強を目指すならMMAが一番近い競技だと思っていたし、日本のキックボクシングで地位を確立してからMMAに転向する人っていなかったから、自分が最初になろうと。あとはノリですよね、MMAやりたいと思っちゃったから。小さいときから一点集中でそれしかできない性格なんです。
――残念ながら黒星となってしまったデビュー戦について、いま振り返ると?
【平本】終わった瞬間は「やらかしたな…」と自分に絶望しすぎて笑えるくらいだったけど、試合が終わって控室に戻ってきて、トレーナーやサポートしてくれた人たちも悔しがっていて。俺が好きで格闘技をやってるのに、支えてくれる人をそんな気持ちにさせてしまい、すぐにジムにこもって死ぬほど練習して努力してやるぞと決意しました。あの試合は、負けたけど失敗じゃなくて、試合への手段は間違っていたということに気づいて、遠回りになったけど逆に良かった。いろいろ自分なり考えてアメリカへの修行もできたし、今は最短のルートで強くなってます。
――単身アメリカで修行されていましたが、英語は得意ですか?
【平本】日本にいるときは全然できなくて、向こうに行っても最初は難しかったけど、一ヶ月くらいで相手が何を言ってるかは理解できるようになりました。自分が話すのはむちゃくちゃな英語だけど、ジムのメンバーとも話せるようになってきて、向こうのインタビューをやったときに通訳の人が驚いてましたね、「蓮くんの英語はむちゃくちゃけど、自信満々に話してるから通じてる」って。練習でもどんどん自分から聞きに行ってコミュニケーションを取ってたから、英語はそんなに壁じゃなかったかも。アメリカに行く前に「英語は喋れるの?」ってけっこう聞かれたけど、逆に「喋れないと行っちゃいけないの?」って思ってて。日本人って“型”を持ってないとダメって思いがちだけど、自分はそういう考えがないから早くなじめたんだと思います。
――修業の成果で一番進化したところは?
【平本】全部です。逆に「ここが進化した」と指摘できる部分があったらダメなのかなと。身体的にも精神的にも磨き上げてきたので、早くみんなに見せたい思いもあるけど、試合になればわかるので焦る必要も感じていないし、試合前ですけど精神的に落ち着いています。
■少数でも自分の考えの本質に共感してくれる人のために、自分は戦う
――インタビューでは落ち着いて丁寧に話されていますが、SNSでのストレートな発言はたびたび話題となり、炎上することもあります。
【平本】自分自身の正義を言ってるだけで、炎上しようが何しようが関係ないです。「間違ってる」「常識がない」「まともなことも言えないのか」とかリプがきますけど、誰が正解や常識やまともを決めてるんだよ、お前が決めた普通って何?って。わかったことは、炎上するのは強い信念のある言葉なんです。リツイートで広がって「コイツはバカだ」とか好きなことを言うんですけど、そもそもお前らに生きる信念なんてクソほどもないくせに、俺に散々文句を言ってきて、「俺はバカです」って言ってるのと同じだからなって(笑)。お前の生きる哲学を言ってみろって。それに、いちいちそんな事を気にして発言する選手なんて、応援したくなくないですか? 気持ちを閉じ込めてるヤツが人の気持ちを動かせるわけないですよ。
――炎上発言には賛同する声も寄せられています。
【平本】俺の意見に10人中9人が否定しても1人は賛同してくれるヤツが絶対いて、自分はそういうヤツも含めて一緒に戦ってる気持ちがあります。自分みたいに社会が敵に見えてる人っていっぱいいると思うし、そいつらに向けて「自分を曲げることはない」って試合やパフォーマンスで発信していきたいです。少数でも自分の考えの本質に共感してくれる人がいれば、そいつのためだけに俺は発言するし、戦います。周りが決めた“型”にはまれず、孤独を感じてる人も多いかもしれないけど、俺のことを見て“一人だけど独りじゃない”と感じてほしいし、そういう人に自分の戦いを届けたいです。
――これまで格闘技を見たことがない人にも試合を見てもらいたいですね。
【平本】俺の話にピンと来たところがある人は、悩む時間がもったいないから絶対に試合のPPVを買いましょう。やりたいことがあるけど一歩踏み出せない人も、俺の試合を見たら自分の中の迷いが確信に変わるきっかけを作れるから。そして、俺の試合で何かを感じてくれた人には、「いま自分の好きなことがあるんだったら、今すぐそれをやれ」と言いたいです。
【タトゥーへ込めた思いや好きな食べ物、そして因縁のあるあのファイターへの言葉などを語った後編は、あす配信】
■『+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.2』大会情報
●日時
2022年3月6日 後6:00開場/後7:00開始(予定)
●配信サイト
・RIZIN LIVE
・Exciting RIZIN
・Streaming+
・FanStream / StreamPass
・LINE LIVE-VIEWING
・PIA LIVE STREAM
・ローチケ LIVE STREAMING
・dTV
■格闘技は人生そのもの「痛みに耐えて勝負事に命をかける人間の美しさを見せたい」
――まずは平本選手のこれまでのプロフィールから振り返りたいと思います。小さい頃からキックボクシングで活躍していましたが、始めたきっかけは?
【平本】父親が昔プロボクサーを目指していて、俺も「格闘技をやってみれば」とずっと言われたので、最初は柔道から始めたのですが、もっとバチバチしたわかりやすい格闘技をやりたいと思っていたら、たまたま小学校3年の終わりくらいに家の近くにキックボクシングのジムができたんです。そこに行って初めてグローブを付けてサンドバッグを叩いた時に、型とかめちゃくちゃだけど、すごく楽しいと思って。学校に友達がいなかったし、のめり込むように格闘技に没頭していきました。
――友達は少なかったんですか?
【平本】学校のクラスなんて、たまたま住んでる地域が一緒だから集められただけで、喋ったり公園で遊んでたら「友達」って言われるけど、本当に面白いと思うヤツがいなくて、ずっと他人感があったんですよ。だから、自分の好きな格闘技にのめり込んだし、自分に居場所を与えてくれたジムで、かわいがってくれた会長やタイ人のトレーナー、大人の会員さんのほうが好きだったし、小さい頃からずっとそんな感じかもしれない。そして、格闘技という好きなものをずっとやってきたから、気づいたら周りに格闘技が好きで関わる人しかいなかったし、好きなものが同じだから業界に本当の友達ができました。だから、格闘技に人生を作ってもらったというか、俺の人生が格闘技そのもので、格闘技をやるために生きているんです。
――平本選手の人生イコール格闘技なんですね。
【平本】格闘技をよく知らない人は、血まみれで殴り合う野蛮なスポーツって思うかもしれないけど、俺は敵をぶちのめしたいとか、殴り合いが楽しいとかじゃないんです。強いヤツと戦ったときに、最初はそいつのほうが強くてもいつか絶対に自分が超えられるし、実際に超えられたら自分に勝った気がするから、格闘技が好きなんです。練習でも試合でも痛みが体に刻まれるし、自分を磨き続けて自分に逃げない勝負をする。人を殴りたいとか暴力的な衝動で格闘技をやってる人は、ほとんどいないと思うんですよ。だから、殴り合うのが苦手という理由で格闘技を見ない人はたくさんいると思うけど、それだけじゃないよということを自分の試合で表現できたら。好き嫌いはあるけど格闘技も一つの芸術だと思うし、表面的な暴力だけじゃなく、きついトレーニングを乗り越えて、痛みに耐えて勝負事に命をかける人間の美しさを見せたいです。
■デビュー戦黒星も「今は最短のルートで強くなってます」単身でアメリカ修行へ
――高校1年生で「K-1甲子園」に優勝し、ムエタイの強豪選手も倒すなどK-1トップファイターとして活躍されましたが、キックボクシングからMMAに転向した理由は?
【平本】K-1で目標としていた選手と試合が決まって、やる前から「これが終わったら燃え尽きそうだ」と思ってたけど、試合中に「俺がこんなところで終わったらもったいない」という気持ちが芽生えてきて。世界で一番強い男、世界最強を目指すならMMAが一番近い競技だと思っていたし、日本のキックボクシングで地位を確立してからMMAに転向する人っていなかったから、自分が最初になろうと。あとはノリですよね、MMAやりたいと思っちゃったから。小さいときから一点集中でそれしかできない性格なんです。
――残念ながら黒星となってしまったデビュー戦について、いま振り返ると?
【平本】終わった瞬間は「やらかしたな…」と自分に絶望しすぎて笑えるくらいだったけど、試合が終わって控室に戻ってきて、トレーナーやサポートしてくれた人たちも悔しがっていて。俺が好きで格闘技をやってるのに、支えてくれる人をそんな気持ちにさせてしまい、すぐにジムにこもって死ぬほど練習して努力してやるぞと決意しました。あの試合は、負けたけど失敗じゃなくて、試合への手段は間違っていたということに気づいて、遠回りになったけど逆に良かった。いろいろ自分なり考えてアメリカへの修行もできたし、今は最短のルートで強くなってます。
――単身アメリカで修行されていましたが、英語は得意ですか?
【平本】日本にいるときは全然できなくて、向こうに行っても最初は難しかったけど、一ヶ月くらいで相手が何を言ってるかは理解できるようになりました。自分が話すのはむちゃくちゃな英語だけど、ジムのメンバーとも話せるようになってきて、向こうのインタビューをやったときに通訳の人が驚いてましたね、「蓮くんの英語はむちゃくちゃけど、自信満々に話してるから通じてる」って。練習でもどんどん自分から聞きに行ってコミュニケーションを取ってたから、英語はそんなに壁じゃなかったかも。アメリカに行く前に「英語は喋れるの?」ってけっこう聞かれたけど、逆に「喋れないと行っちゃいけないの?」って思ってて。日本人って“型”を持ってないとダメって思いがちだけど、自分はそういう考えがないから早くなじめたんだと思います。
――修業の成果で一番進化したところは?
【平本】全部です。逆に「ここが進化した」と指摘できる部分があったらダメなのかなと。身体的にも精神的にも磨き上げてきたので、早くみんなに見せたい思いもあるけど、試合になればわかるので焦る必要も感じていないし、試合前ですけど精神的に落ち着いています。
■少数でも自分の考えの本質に共感してくれる人のために、自分は戦う
――インタビューでは落ち着いて丁寧に話されていますが、SNSでのストレートな発言はたびたび話題となり、炎上することもあります。
【平本】自分自身の正義を言ってるだけで、炎上しようが何しようが関係ないです。「間違ってる」「常識がない」「まともなことも言えないのか」とかリプがきますけど、誰が正解や常識やまともを決めてるんだよ、お前が決めた普通って何?って。わかったことは、炎上するのは強い信念のある言葉なんです。リツイートで広がって「コイツはバカだ」とか好きなことを言うんですけど、そもそもお前らに生きる信念なんてクソほどもないくせに、俺に散々文句を言ってきて、「俺はバカです」って言ってるのと同じだからなって(笑)。お前の生きる哲学を言ってみろって。それに、いちいちそんな事を気にして発言する選手なんて、応援したくなくないですか? 気持ちを閉じ込めてるヤツが人の気持ちを動かせるわけないですよ。
――炎上発言には賛同する声も寄せられています。
【平本】俺の意見に10人中9人が否定しても1人は賛同してくれるヤツが絶対いて、自分はそういうヤツも含めて一緒に戦ってる気持ちがあります。自分みたいに社会が敵に見えてる人っていっぱいいると思うし、そいつらに向けて「自分を曲げることはない」って試合やパフォーマンスで発信していきたいです。少数でも自分の考えの本質に共感してくれる人がいれば、そいつのためだけに俺は発言するし、戦います。周りが決めた“型”にはまれず、孤独を感じてる人も多いかもしれないけど、俺のことを見て“一人だけど独りじゃない”と感じてほしいし、そういう人に自分の戦いを届けたいです。
――これまで格闘技を見たことがない人にも試合を見てもらいたいですね。
【平本】俺の話にピンと来たところがある人は、悩む時間がもったいないから絶対に試合のPPVを買いましょう。やりたいことがあるけど一歩踏み出せない人も、俺の試合を見たら自分の中の迷いが確信に変わるきっかけを作れるから。そして、俺の試合で何かを感じてくれた人には、「いま自分の好きなことがあるんだったら、今すぐそれをやれ」と言いたいです。
【タトゥーへ込めた思いや好きな食べ物、そして因縁のあるあのファイターへの言葉などを語った後編は、あす配信】
■『+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.2』大会情報
●日時
2022年3月6日 後6:00開場/後7:00開始(予定)
●配信サイト
・RIZIN LIVE
・Exciting RIZIN
・Streaming+
・FanStream / StreamPass
・LINE LIVE-VIEWING
・PIA LIVE STREAM
・ローチケ LIVE STREAMING
・dTV
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2022/02/26





























