人気アイドルグループ・乃木坂46からの卒業を発表した北野日奈子が、約3年ぶりとなる2nd写真集『希望の方角』(白夜書房)を発売した。このほど、ORICON NEWSのインタビューに応じ、作品への思いを語ってくれた。 写真集の撮影は、鹿児島県をメインに行われ、天真爛漫さが持ち味の彼女の魅力はそのままに、25歳になった彼女の大人っぽいランジェリー姿のカットや、まぶしい太陽の下での明るい水着カットなどがふんだんに掲載されている。 ファン待望の2作目となったが、本人にオファー当初の心境を聞くと「お話をいただいた当初は、1st写真集(『空気の色』)への思い入れも強かったですし、正直やるべきか悩みましたね」と明かす。それでも1st写真集のスタッフが再集結する形で渾身の一冊が完成し「今はやってよかったと心の底から思ってます」と充実の表情を浮かべる。 しっとりとした大人な表情を浮かべるカットの撮影については「スタッフさんから『そんな表情をするようになったんだね〜』って言われたりしました(笑)」と照れながら明かし、同期の山崎玲奈、鈴木絢音からも「オフショットを包み隠さず見せたら、二人はとにかく腹筋を褒めてくれました。『日奈子らしくていいね!』って(笑)。元々筋肉質でライブをしたり、ずっとゲラゲラ笑ってたら勝手に腹筋ができるタイプなんです」。家族の反応も上々で「お母さんは『大人になったね〜』って少しウルウルしながら褒めてくれました」と感慨深げに話した。 北野は、2013年3月、乃木坂46の2期生オーディションに合格。8thシングル「気づいたら片想い」(2014年4月発売)で初選抜されるとともに正規メンバーに昇格。シングルでは9作で選抜メンバーに選ばれた。1月31日、グループからの卒業を自身のブログで発表した。 今後の展望を聞くと「改めて考えると、やりたいことがたくさんあるなと思いました。小学生の頃から夢に抱いていた動物関係のお仕事でしたり、機会があればほかのアーティストさんのMVに出たりしてみたいですね」。想像を膨らませながら「自分が好きだと思うことに対して努力できるように、素直な心を大事に生きていきたい」と言葉に力を込めた。 節目のタイミングで完成した本作。北野は「もう少し後悔や心残りが生まれてしまうと思ってたんですけど、それが1ミリもなく、本当に周りの方に恵まれてここまで来れました。2nd写真集も私の大事な宝物になって、本当に心からやってよかったと思いました。100点満点中、100点です!」と確かな手応えをにじませ「これ以上はないです」と胸を張っていた。