女優の尾野真千子が「2021年 第95回キネマ旬報ベスト・テン」にて主演女優賞を受賞し、2日に都内で行われた表彰式に出席した。2021年に公開された映画『茜色に焼かれる』『ヤクザと家族The Family』での演技が評価された。 4年ぶりに映画で主演を務めた『茜色に焼かれる』で、シングルマザーを熱演した尾野は、「何年ぶりだろうというくらいに、憑依した。ここ数年、憑依しないでおこうという気持ちが強かった。すごく気持ちがグッとはいって抜け出せないくらいだったことを覚えてます。久しぶりにそういう感覚になれて、気持ち良かったです」と振り返り、“憑依”をセーブしていたことを明かした。 また、同映画で尾野の息子役を演じた和田庵が新人男優賞を受賞し、「それが一番うれしい。親子で賞を取れるってなかなかない」と喜びを露わにし、「1回だけ、『明日泣かなきゃいけないんですよ』って相談されたことがあって。その時なんて答えたか覚えていないのですが、気持ちを打ち明けてくれたことがうれしかった」と撮影を振り返っていた。 和田は8歳から芸能活動を開始し、映画初出演は『ミックス』(17年)。その後、海外留学を経験し、帰国後、『茜色に焼かれる』への出演を機に、本格的に俳優活動を再開させた経緯がある。「尾野さんや石井裕也監督のもとで、一生忘れられない経験をしたと思う。その経験を忘れずにこれからの役者人生でいかしていきたい」と、意気込みを新たにしていた。
2022/02/03