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【カムカムエヴリバディ】川栄李奈「落ちた」と思った“朝ドラ”ヒロイン 本郷奏多は「尊敬」

 俳優の川栄李奈本郷奏多がこのほど、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(月〜土 前8:00 NHK総合/前 7:30 BSプレミアム・BS4K※土曜日は1週間の振り返り)の合同取材会に出席。3世代にわたる物語の最後を彩る2人が、本作にかける思いや見どころを語ってくれた。

『カムカムエヴリバディ』に出演する(左から)本郷奏多、川栄李奈(C)NHK

『カムカムエヴリバディ』に出演する(左から)本郷奏多、川栄李奈(C)NHK

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 川栄が演じる3代目ヒロイン・ひなたは、安子(上白石萌音)の孫でるい(深津絵里)の娘。父・錠一郎(オダギリジョー)の影響で、時代劇が大好き。正義感が強く、弱きを助け強きをくじく清さが魅力。やる気になるとがぜん燃えるが、地道な努力が苦手で三日坊主、何をやってもうまくいかず挫折の繰り返し。本人はいつも真剣なのに、自分の居場所を見つけられない人生低空飛行な愛らしき女の子だ。

『カムカムエヴリバディ』場面写真(C)NHK

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 本郷が演じるのは、若き大部屋俳優・五十嵐文四郎(いがらし・ぶんしろう)。時代劇に憧れ京都にやってきたが、上下関係が厳しい撮影所の男社会になじめず…。染まらず、こびず、けれど努力は怠らず。自分はスターになれると思い込む生意気で無愛想で、ちょっと頭でっかちな男。将来の進路に迷うひなたを、大いにかき乱し続けるという役どころ。

 ひなたと五十嵐は、安子と稔(松村北斗)、るいと錠一郎と同じように、恋模様が描かれる。これまでは“キュンキュン”するような展開が多かったが、2人は少し違うようで、川栄は「淡い恋というよりも現代に近いです」といい、本郷も「稔さんのような好青年、ジョーさんのような不思議な魅力とは違い、(五十嵐は)子どもっぽく、タイプが違います。ぜひ、2人の掛け合いを見てほしいですね」と、今までとは変わった恋を見どころにあげる。

『カムカムエヴリバディ』に出演する(左から)本郷奏多、川栄李奈(C)NHK

『カムカムエヴリバディ』に出演する(左から)本郷奏多、川栄李奈(C)NHK

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 自身の役柄について、川栄は「見ていて応援したくなるような女の子。一生懸命頑張るけどなかなかうまくいかないので、背中を押したくなるようなヒロインです。回を追うごとに魅力も増していくと思います」、本郷は「時代劇俳優を夢見て毎日頑張っている男の子ですが、ひなたにだけは意地悪をしてしまう。好きな子に意地悪をするタイプで、ひなた目線だと『なんだコイツ』となると思いますが、回を追うごとに視聴者の方も応援できるキャラクターになると思います」と魅力を語る。

■「努力している姿を見せない」本郷奏多が語る川栄李奈の魅力

 本作の中で、オーディションシーンがあることから「記憶に残っているオーディションは?」という質問を受けた2人。オーディションでひなた役をつかんだ川栄は「みなさんの前でお芝居をする審査のときに、質疑応答があったんですが、私だけ質問がひとつくらいしかなくて。落ちたなと思いました(笑)。これはダメだったと思って変に緊張しました。まったく盛り上がらず終わってしまったので」と当時の裏話を明かす。

『カムカムエヴリバディ』3代目ヒロイン・ひなたを演じる川栄李奈(C)NHK

『カムカムエヴリバディ』3代目ヒロイン・ひなたを演じる川栄李奈(C)NHK

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 そんな不安もありながら、ヒロインが決まったあとには「朝ドラヒロインは一つの大きな夢であり、何度もオーディションに参加させていただきました。受かるまで受け続けようという気持ちでいて、今回も自分の全力を出し切って結果を待っていたので受かったと聞いたときは信じられないほどうれしかったです」とコメントを発表していた川栄。

 並々ならぬ思いをもって臨んでいるヒロイン役だが「シンプルに出番が多くてうれしいです」と笑顔。「ヒロインはいろいろな人とかかわっていく。今までは、主役の方を見ていて『この人ともお芝居できているんだ』と思っていたので、それを自分ができているのが、ありがたいです」とさまざまな人たちと演技ができることを喜ぶ。

『カムカムエヴリバディ』3代目ヒロイン・ひなたを演じる川栄李奈(C)NHK

『カムカムエヴリバディ』3代目ヒロイン・ひなたを演じる川栄李奈(C)NHK

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 プレッシャーは「とくになかった」というが「オンエアを見ていたら、安子さんもるいさんも稔さんジョーさんも『ひなたの道を歩いていきたい』と掲げるので、『私がひなただ』と思うと、よりプレッシャーを感じました」と、100年の物語の重さを感じ取ったと振り返る。

 また、自身が「ヒロインだと思う瞬間」を聞かれると「あまり感じないかもしれないです。朝ドラのヒロンはすごく大変というイメージで、ヘトヘトになると聞いていたのですが、3人でひとつの物語なので、すごく楽しく終われそうな気がします。楽しくて、みなさんと絡みたいという気持ちが強いですね」と充実した時間を現場でも過ごせている。

 その川栄を隣で見ている本郷は「めちゃくちゃ尊敬してますよ!」といい「忙しいスケジュールですし、(現場で)大変なこともあるんですよ。パンクするくらいの量のはずなんですが、その感じを出さず、努力しているのを見せないところがすてきだと思います」と称賛する。

『カムカムエヴリバディ』で五十嵐文四郎を演じる本郷奏多(C)NHK

『カムカムエヴリバディ』で五十嵐文四郎を演じる本郷奏多(C)NHK

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 3人のヒロインが紡ぐ100年のファミリーストーリー。安子&稔、るい&錠一郎と続いてきた本作を、どのように締めくくるのか。2人の恋模様とともに、楽しみにしたい。

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  • 『カムカムエヴリバディ』に出演する(左から)本郷奏多、川栄李奈(C)NHK
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  • 『カムカムエヴリバディ』で五十嵐文四郎を演じる本郷奏多(C)NHK
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