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安斉かれん、ドラマ『M』で感じた“あゆ”との違い「“歌姫”への憧れはない」

 浜崎あゆみ安室奈美恵倖田來未など、数多くの歌姫を輩出してきたエイベックスから、令和元日に次世代ギャルのアイコン的存在“ポスギャル”としてデビューした安斉かれん。2020年にはドラマ『M〜愛すべき人がいて〜』で浜崎あゆみ役に抜擢され、大きな話題を呼んだ。小学生の頃から浜崎の曲で踊っていたという安斉だが、浜崎と自身の共通点は「ほとんどない」とのこと。先人へのリスペクトは当然あるが、必要以上に “歌姫”への憧れはないと語る“令和のポスギャル”の今後の展望を聞いた。

シングル7作連続リリースに挑戦中の安斉かれん(C)oricon ME inc.

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■「私はギャルじゃない」“Mの人”認知に喜びも、怖がられがちなイメージ払拭したい

――次世代ギャルのアイコン的存在“ポスギャル”と称されていますが、そういったイメージに対してご自身はどう感じていらっしゃいますか。

【安斉かれん】 自分では「ギャルじゃないし!」と思っているのですが(笑)、写真だけのイメージだと怖い人に見られがちで。今日もヘアメイクさんが初対面の方だったんですけど、「安斉さんにお会いするまで怯えてました」と言っていました(笑)。会うとわかっていただけると思うのですが、「ウェーイ!」って感じではないですよね?(笑)。以前は金髪でギャルっぽく見えたかもしれませんが、最近は黒髪にしているので、少しずつギャルのイメージが払拭されるといいなと自分では思っています。

――デビュー以来、音楽業にモデル業、女優業と多忙な日々を送ってらっしゃいますが、この2年間を振り返っていかがですか。

【安斉かれん】 いろんな新しいことにチャレンジできたのですごく楽しかったですし、充実していました。中でも大きなターニングポイントとなったドラマ『M〜愛すべき人がいて〜』は初めてのお芝居で大変でしたけど、いま振り返れば良い経験だったなと思っています。私にとって人生は“伏線回収”で、辛いことがあっても絶対に楽しいことが待ってるはずと思えるんです。だから、割と余裕を感じながら生きています。

――ドラマ出演当時はどのような反響がありましたか。

【安斉かれん】 何もわからないなか無我夢中でやっていたので、どんな反響があるのか気にする余裕がなかったです。でも、ドラマが毎週放送されるたびにツイッターのトレンドに入っているとスタッフさんが教えてくれて、すごいなと思ったのを覚えています。当時は金髪で目立ったせいか、街を歩けば「あ!Mの人だ!」と言われていましたね(笑)。

――“安斉かれん”ではなく、“Mの人”と言われて嫌ではなかったですか。

【安斉かれん】 全然嫌じゃなかったです。それがきっかけで「この子は歌も歌っているんだな」とたくさんの人に知ってもらえたので、お芝居を頑張ってよかったという気持ちしかなかったです。

――知名度が上がるに連れて、ご自身に関する反響やコメントも増えていったかと思いますが、それに対する戸惑いや苦悩はありましたか。

【安斉かれん】 最初に悪意のあるコメントを見たときは「お、遂に来たか!これが噂のアンチコメント!」みたいな感じに思ってたし、そういうコメントが目に入ったとしても“無”です。全く気にならない(笑)。全員に好かれるなんて無理なので、気にしても仕方ないと思っています。

■浜崎あゆみ役抜擢もプレッシャーはなし、MV見ずに挑戦「あゆとの共通点はない」

7作連続配信シングル第3作「現実カメラ」

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――浜崎あゆみさんを演じることに対してプレッシャーは?

【安斉かれん】 小学生の頃に浜崎さんの曲で踊ったことがありましたし、もちろん大先輩だということも知っていましたが、だからといって特にプレッシャーを感じることはなかったです。それにドラマのモデルは浜崎さんですが、私が演じるのはドラマの“あゆ”だという意識が強かったので、ご本人のMVも見ないようにしていたんです。とにかくモノマネに見えないように気をつけていました。

――“あゆ”を演じていくなかで、浜崎あゆみさんとの共通点を感じることはありましたか。

【安斉かれん】 どちらかというと違う部分の方が多いなと感じました。あくまでもドラマの“あゆ”の話になりますが、彼女はハングリー精神が強いけど、私は良くも悪くもハングリー精神がなくて、楽しいことだけをやっていたいみたいな(笑)。歌詞の書き方も違いますし、共通点はほとんどないんじゃないかなと思います。

――浜崎あゆみさんをはじめ、安室奈美恵さんや倖田來未さんなど“歌姫”といわれるような存在に憧れはありますか。

【安斉かれん】 みなさん素晴らしい先輩方ばかりですが、誰々のようになりたいと憧れたことはないです。“安斉かれん”という一人のアーティストとして、好きな音楽を突き詰めていきたいというか。例えば、ドラマのときは他人を演じることが私の役割でしたが、音楽では自分自身を表現していたので、ドラマの撮影中はそのギャップに戸惑うこともあったんです。でも、いまは音楽をメインにやっているので、自分が感じたことを素直に歌詞にして、私らしくやるのが一番かなと思っています。

――ご自身のやりたいことと求められることのギャップを感じたことは?

【安斉かれん】 私は洋楽やロックが好きで、デビューするまでは90年代の音楽をほとんど聴いたことがなかったんです。ところが、デビュー当時はリバイバルサウンドを取り入れたJ-POPを歌うアーティストとして活動していたので戸惑うことはありました。ただ、そういう楽曲を歌っているうちにどんどん楽しくなっていって、幅が広がっていくのを感じたんですよね。だから、プラスに考えながら色々やってみるのが大事なんだなと気づきました。

――昨年の9月からは、シングル7作連続リリースにも挑戦中ですよね。

【安斉かれん】 はい、今回も作詞はすべて自分で担当しています。7作全部違ったテイストの曲とビジュアルで展開していく予定なので、毎回新鮮で楽しくて、今後も色んなカラーを出せたらいいなと思っています。あとは、まだデビュー以来、有観客でのライブができていないので、早くみんなの前で歌いたいです。これからも等身大の歌詞を大事に、背伸びをせずに音楽をやり続けていけたらと思っています。


(取材・文=奥村百恵/撮影=田中達晃(パッシュ))

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  • シングル7作連続リリースに挑戦中の安斉かれん(C)oricon ME inc.
  • 7作連続配信シングル第3作「現実カメラ」
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