日本テレビ系金曜ロードショーでは7日、新年最初の放送として、宮崎駿監督『千と千尋の神隠し』、来週14日には宮崎監督の『紅の豚』を届ける。今年、世界初の今年世界初の舞台化がされることでも話題の『千と千尋の神隠し』から、千尋役を務める橋本環奈と上白石萌音(Wキャスト)、湯婆婆・銭婆役を務める夏木マリ(朴ロ美とのWキャスト)からコメントが到着。それぞれが作品のお気に入りシーンを紹介している。 40分拡大のノーカット放送となる『千と千尋〜』。“トンネルのむこうは、不思議の町でした―”ありえない場所があった。ありえないことが起こった。10歳の少女千尋が迷い込んだのは人間が入ってはいけない世界。驚きと不思議の町で千尋が知るのは大きな無力感と小さな希望。「働かせてくださいっ」――眠っていた千尋の“生きる力”がしだいに呼び醒まされてゆく。 橋本は「小さい時に印象に残っていたのは、千尋がハクからもらったおにぎりをボロボロ泣きながら食べるシーンです。あのシーンはいつ見ても泣ける!たぶんそういうジブリファンの方は多いんじゃないかなって思います。それは、千尋の想いに共感するからだと思うんです。見ていて応援したくなりますよね。いきなり異世界に飛んでしまうって心身ともに大変な事は言うまでも無いですが、それでも好奇心が勝ったり、あそこで働くという強さみたいなものを感じるのですが、でも、あのシーンで弱みを吐露するのは、すごく等身大だなって感じて、すてきだなって思いました」と感銘を受けたそう。 また、上白石は「結構ささやかですが、すごくお茶目で大好きなのが、”ススワタリ”のシーンです。千尋が初めて釜爺のところを訪ねた時に、ススワタリたちが一生懸命石を運んでいて、千尋が一匹助けてあげると、味を占めた他のススワタリがみんなズルし始めるんですよね。ああいうところに命を持たせてキャラクターをつけて、すごく人間らしく描いているところが好きですね。ああいう細かいところが全部刺さるからこそ、ジブリって何回も見たくなるんだろうなって思います。あのユーモアは大好きですね。何回見ても笑っちゃいます」とほほえましい場面を挙げた。 そして湯婆婆・銭婆役の夏木は「私が好きなシーンはもう全部なんだけど、やっぱり、千尋が来て最初に名前を取るところが印象的かなと思います。私は、湯婆婆と銭婆を演じたのですが、アフレコの時、宮崎監督が私の前で声を聞きながら湯婆婆を描いてくださったんですけど、その時に初めて双子だとわかったんです。その時は銭婆がちょっとスリムだったんですけど、後々に銭婆と湯婆婆が同じ大きさになりました。もう20年前になりますけれどもそんなことも思い出しました」と公開当時を懐かしんでいる。
2022/01/06
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