俳優の田中圭が20日、都内で行われた映画『あなたの番です　劇場版』大ヒット舞台あいさつに登壇した。この日は原田知世、西野七瀬も参加。上映後のイベントとあって「攻め込んだ話」をする気満々の田中は最後の最後に「あと、冬休み中とお正月は3回目に見ると、最後の主題歌が（自身が歌唱する）『会いたいよ』に変わるサプライズもあるので、それを聞きに行ったあげてください」と“うそ”のネタバレをして周囲を翻弄した。

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　秋元康氏が企画・原案を手がけ、2019年4月〜9月に日本テレビ系で放送されたドラマ『あなたの番です』は、衝撃的な展開が話題を呼び、黒幕を探す考察がSNSやYouTubeで白熱し大ブームに。劇場版でも引続き、秋元氏が企画・原案を担当。菜奈（原田）と翔太（田中）が引っ越してきたあの日、住民会に出席したのが菜奈ではなく翔太で、あの“交換殺人ゲーム”が始まらなかったらという“もしもの世界”を描く。菜奈と翔太の船上結婚パーティーにマンションの住民たちが招待され、次々と殺人事件が発生して…。ドラマとはまったく違う結末が待ち受ける。

　これに関係者から笑い声が起きると戸惑い気味の原田は「私も初めて聞いた話だったのであやうく信じそうだった」と苦笑。「違い…ますよね？」と関係者の方を見て念のため確認。もちろん“うそ”だとわかり「もう、本当にノンストップミステリーということでお友達やご家族と楽しんでいただけたらうれしい」と改めて呼びかけた。

　イベントではネタバレギリギリの衝撃シーンを3人で振り返ることに。『壮絶海中アクション』では、翔太が手錠をかけられたまま海に落ちる場面について「撮影は大変でした。観てくださった方から『あれ泳げるもんなの？』と聞かれました。泳げるよって。ちゃんと泳げましたもんね」と裏話を公開。

　一方で「ただ、一緒に落ちていく方が黒いんですよ。沈んでいくのを助けないといけないナイトシーンだから、プールのなかに暗幕を貼っていて目を開けてもみえない。息できないなか、見えないなかで、落ちてくるやつを抱えないといけないんですけど、僕は見つけられなくて。ぐ『ムリムリ』って彼をダイバーが助けて…」

とかなり苦労したよう。

　相当、テイクも重ねたようで「慣れてきたら彼も僕も大丈夫だったんですけど最初は本当怖くて帰りたいと思ってました」とぶっちゃけ。「その前に…だったり…だったり、頑張ってる先輩がいたので俺もやりきるしかない、と」と述懐。肝心な名前は伏せたものの原田は「ちょっとギリギリだった」と指摘。西野も「判断がわからないくてプロデューサーさんの方見てました（笑）。大丈夫そうでした」とヒヤヒヤしながらも笑いを誘っていた。