2019年4月〜9月に日本テレビ系列で放送され、考察ブームを巻き起こした連続ドラマを映画化した『あなたの番です 劇場版』(公開中)。劇場版で描かれるのは、手塚菜奈(原田知世)&翔太(田中圭)が、マンションに引っ越してきたあの日、もしも、住民会に出席したのが、菜奈ではなく翔太だったら…? そして、あの“交換殺人ゲーム”が始まらなかったら…!?という、もしもの世界。ドラマ版から引き続き出演する坪倉由幸(我が家)と片桐仁に、ドラマ&劇場版の裏側を聞いた。
ドラマでは、坪倉演じる102号室の児嶋俊明は、別居中だった妻が殺害され、遺体の第一発見者となった。片桐が演じる大学病院の勤務医(整形外科)・藤井淳史は403号室の住人で独身、交換殺人ゲームに参加していた。
――映画化の話を聞いたときは?
【片桐】最初はできないでしょう?と思いました。登場人物がだいぶ死んでいるし、黒島ちゃん(西野七瀬)は捕まっちゃったし。新しいキャストばかりになったら、別の作品になっちゃいそうだし。後から“もしもの世界”を描くと聞いて、その手があったのか、と膝を打ちました。
【坪倉】豪華客船って海の上に浮かぶ巨大な密室ともいえるし、結婚パーティーもできるし、デッキに出れば空が見えるし、船内にはバーとか客室とかもあるし、何フロアもあって上へ下へと移動もできるし、いろんなシチュエーションでいろんな場面が描ける。舞台を豪華客船にするという発想がそもそもすごい! 出来上がった作品を観たら、ドラマを観ていた方なら絶対楽しめるし、ドラマを観ていなかった方も楽しめる映画になっていて、天才ですね、秋元康さんは。
【片桐】脚本の福原充則さんもね。ドラマ(特別編を含む全21話)と劇場版、全部書かれましたからね。
――物語にちりばめられた伏線から考察ブームを起こして、その後のテレビドラマの楽しみ方を変えましたよね。反響はありましたか?
【片桐】ありました。ドラマの放送中、あるバラエティー番組に出演したその帰り、エレベーターのところまで南原(清隆)さんが追いかけてきて、話しかけられましたらね、「片桐くんが犯人?」って(笑)。タレントさんもそうだし、ママ友からもよく聞かれて、本当にたくさんの方が観てくださっているんだなぁと思いました。
【坪倉】僕は、狩野英孝くんから同じようなことを聞かれました(笑)。我が家で地方営業に行った先でも、観に来てくれた子どもが「『あなたの番です』はどうなるんですか?」って聞いてきて、「いいましょうか?」と返すとドッとウケるんです。なんなら、僕らのネタよりウケる(笑)。知り合いの子どもは、僕のことを「児嶋さん」だと思っていて、坪倉という名前も、芸人であることも、我が家の存在も知らない。いつか気づいてくれるといいんですが(笑)。でも社会現象ってこういうことなんですね。
【片桐】SNSやYouTubeの盛り上がりもすごかった。僕らも撮影現場で、「こんな考察が話題になっているよ」って話をしていましたからね。秋元さんも脚本の福原さんも視聴者の反応を見て、どんどん裏切っていったところがありましたよね。だから脚本がなかなか届かなくて、せりふが多い人は大変だったと思いますけど、どんどん衝撃的な展開になっていった。僕、菜奈さんが死んで本当にびっくりしましたもん(笑)。「本当に死んだんですか?」ってスタッフに聞いちゃったくらい。いろいろ新しいことを仕掛けた作品でしたね。
■劇場版ではアクションに挑戦 木村多江の女優魂も必見
――劇場版の見どころは?
【片桐】僕はワイヤーアクションに挑戦しています。裏でおじさん7、8人がワイヤーを引っ張って、僕が吹っ飛ぶというアクションをしました。楽しくって、もっとやりたかった。撮影が終わった後、ハーネスの痕がついてましたけど。
【坪倉】僕も体を張りましたよ。すっごい水圧の水を浴びて、その場に転がるというのをガチでやらせていただきました。寒かったけど、我ながらいいアクションしていると思います。
【片桐】菜奈さんと翔太くんの船上結婚パーティーに僕らも招待されるんだけど、僕と坪倉さんと袴田さん(久住譲役の袴田吉彦)と3人同室という設定で、「一方、修学旅行生は…」みたいな感じでしたよね。撮影も僕らのシーンは「1カットでいきたい」と言われてね。
【坪倉】「よーい、スタート。はい、OK。終わりです」「もう終わりですか?」みたいな日もありましたよね。
【片桐】僕らのシーンで巻くっていうね。
【坪倉】ドラマ版では袴田さんと片桐さんがペアで行動することが多かったですけど、僕はお二人とは一切絡みがなかったので、もしもの世界で仲間に入れてもらえてうれしかったです。
【片桐】久住(袴田)も藤井(片桐)も独身同士だったからね。今回、坪倉が加わってくれたことで、すごくやりやすかったですよ。袴田さんと僕の放りっぱなしのボケを全部拾ってくれたから。
【坪倉】現場でお二人と一緒にいたおかげで、竹中直人さんとも初めてお話できて、すごく貴重な時間になりました。
――ほかの出演者の見どころは?
【坪倉】木村多江さんの女優魂を見てください!
【片桐】田中圭さん演じる翔太くんがね、ちょっとドラマ版と違うんですよね。菜奈さんにラブラブ、ベタベタな翔太くんだけじゃない。なんか不穏。
【坪倉】あ、僕、船にゴルフバック持ち込んでいます(ドラマ版ではゴルフバックの中から妻の右足が発見される)。そこも見どころです。
【片桐】壮大ないい意味でのコント感も楽しんでもらいたいですね。見終わった後に、あーだこーだとおはなしするのも楽しいと思う。
【坪倉】ドラマは録画しておけば、「あれ?」って思ったシーンをもう1回見られたけど、今回の劇場版も細かいところで「あれ?」って思うシーンが多々あって、もう1回観たくなると思うな。
【片桐】最低でも2周する楽しさはあるかもしれないですね。映画は一人の人が2回観に行ってくれたら最高ですからね。
【坪倉】そういうのも全部織り込み済みですよね、やっぱりすごいな、秋元康さん。
ドラマでは、坪倉演じる102号室の児嶋俊明は、別居中だった妻が殺害され、遺体の第一発見者となった。片桐が演じる大学病院の勤務医(整形外科)・藤井淳史は403号室の住人で独身、交換殺人ゲームに参加していた。
――映画化の話を聞いたときは?
【片桐】最初はできないでしょう?と思いました。登場人物がだいぶ死んでいるし、黒島ちゃん(西野七瀬)は捕まっちゃったし。新しいキャストばかりになったら、別の作品になっちゃいそうだし。後から“もしもの世界”を描くと聞いて、その手があったのか、と膝を打ちました。
【坪倉】豪華客船って海の上に浮かぶ巨大な密室ともいえるし、結婚パーティーもできるし、デッキに出れば空が見えるし、船内にはバーとか客室とかもあるし、何フロアもあって上へ下へと移動もできるし、いろんなシチュエーションでいろんな場面が描ける。舞台を豪華客船にするという発想がそもそもすごい! 出来上がった作品を観たら、ドラマを観ていた方なら絶対楽しめるし、ドラマを観ていなかった方も楽しめる映画になっていて、天才ですね、秋元康さんは。
【片桐】脚本の福原充則さんもね。ドラマ(特別編を含む全21話)と劇場版、全部書かれましたからね。
――物語にちりばめられた伏線から考察ブームを起こして、その後のテレビドラマの楽しみ方を変えましたよね。反響はありましたか?
【片桐】ありました。ドラマの放送中、あるバラエティー番組に出演したその帰り、エレベーターのところまで南原(清隆)さんが追いかけてきて、話しかけられましたらね、「片桐くんが犯人?」って(笑)。タレントさんもそうだし、ママ友からもよく聞かれて、本当にたくさんの方が観てくださっているんだなぁと思いました。
【坪倉】僕は、狩野英孝くんから同じようなことを聞かれました(笑)。我が家で地方営業に行った先でも、観に来てくれた子どもが「『あなたの番です』はどうなるんですか?」って聞いてきて、「いいましょうか?」と返すとドッとウケるんです。なんなら、僕らのネタよりウケる(笑)。知り合いの子どもは、僕のことを「児嶋さん」だと思っていて、坪倉という名前も、芸人であることも、我が家の存在も知らない。いつか気づいてくれるといいんですが(笑)。でも社会現象ってこういうことなんですね。
【片桐】SNSやYouTubeの盛り上がりもすごかった。僕らも撮影現場で、「こんな考察が話題になっているよ」って話をしていましたからね。秋元さんも脚本の福原さんも視聴者の反応を見て、どんどん裏切っていったところがありましたよね。だから脚本がなかなか届かなくて、せりふが多い人は大変だったと思いますけど、どんどん衝撃的な展開になっていった。僕、菜奈さんが死んで本当にびっくりしましたもん(笑)。「本当に死んだんですか?」ってスタッフに聞いちゃったくらい。いろいろ新しいことを仕掛けた作品でしたね。
■劇場版ではアクションに挑戦 木村多江の女優魂も必見
【片桐】僕はワイヤーアクションに挑戦しています。裏でおじさん7、8人がワイヤーを引っ張って、僕が吹っ飛ぶというアクションをしました。楽しくって、もっとやりたかった。撮影が終わった後、ハーネスの痕がついてましたけど。
【坪倉】僕も体を張りましたよ。すっごい水圧の水を浴びて、その場に転がるというのをガチでやらせていただきました。寒かったけど、我ながらいいアクションしていると思います。
【片桐】菜奈さんと翔太くんの船上結婚パーティーに僕らも招待されるんだけど、僕と坪倉さんと袴田さん(久住譲役の袴田吉彦)と3人同室という設定で、「一方、修学旅行生は…」みたいな感じでしたよね。撮影も僕らのシーンは「1カットでいきたい」と言われてね。
【坪倉】「よーい、スタート。はい、OK。終わりです」「もう終わりですか?」みたいな日もありましたよね。
【片桐】僕らのシーンで巻くっていうね。
【坪倉】ドラマ版では袴田さんと片桐さんがペアで行動することが多かったですけど、僕はお二人とは一切絡みがなかったので、もしもの世界で仲間に入れてもらえてうれしかったです。
【片桐】久住(袴田)も藤井(片桐)も独身同士だったからね。今回、坪倉が加わってくれたことで、すごくやりやすかったですよ。袴田さんと僕の放りっぱなしのボケを全部拾ってくれたから。
【坪倉】現場でお二人と一緒にいたおかげで、竹中直人さんとも初めてお話できて、すごく貴重な時間になりました。
――ほかの出演者の見どころは?
【坪倉】木村多江さんの女優魂を見てください!
【片桐】田中圭さん演じる翔太くんがね、ちょっとドラマ版と違うんですよね。菜奈さんにラブラブ、ベタベタな翔太くんだけじゃない。なんか不穏。
【坪倉】あ、僕、船にゴルフバック持ち込んでいます(ドラマ版ではゴルフバックの中から妻の右足が発見される)。そこも見どころです。
【片桐】壮大ないい意味でのコント感も楽しんでもらいたいですね。見終わった後に、あーだこーだとおはなしするのも楽しいと思う。
【坪倉】ドラマは録画しておけば、「あれ?」って思ったシーンをもう1回見られたけど、今回の劇場版も細かいところで「あれ?」って思うシーンが多々あって、もう1回観たくなると思うな。
【片桐】最低でも2周する楽しさはあるかもしれないですね。映画は一人の人が2回観に行ってくれたら最高ですからね。
【坪倉】そういうのも全部織り込み済みですよね、やっぱりすごいな、秋元康さん。
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2021/12/11