今季限りでの退任を発表している福岡ソフトバンクホークスの工藤公康監督(58)が27日、福岡市内で退任会見を行った。
会見の冒頭で工藤監督は「きょうは、みなさん私のためにお時間をいただきましてありがとうございます。7年間、務めさせていただきました監督を、きょうで退任することとなりました。幸せな7年間を過ごすことができて、野球人としてたくさんの人から支えられたことを心から感謝したいと思います。ありがとうございました」と心境を明かした。そして、ファン、選手、スタッフ、警備員や食堂の人たちも含めたさまざまな人への感謝を口にしていた。
14年のオフにソフトバンクの監督に就任すると、7年間で5度の日本一と3度のリーグ優勝を経験。「夢のような素晴らしい日々を過ごさせていただいた」とするが、人しれない波乱万丈があった。「選手たちが頑張ってくれた。僕自身も彼らが変えてくれた」と口にすると「15年に優勝した時に正直、調子に乗っていたところもあったと思います。(16年に大逆転を許してV逸し)そういう中で、選手たちが無言ではありますがいろんなことを教えてくれたことが僕自身を変えるきっかけになった。17年に優勝ができて、監督という仕事は偉いのではなく、みんなと共にあるという思いを芽生えさせてくれた。16年に勝つことができませんでしたけど反省と課題をしっかりと選手がくれたことで変われた」としみじみ。「そのあと、4連覇できたのも選手たちの頑張りであります」と功を選手に譲っていた。
また、短期決戦では無類の強さを発揮した。劇的な勝利もあったが、心に残っている試合を問われると「すみません。聞かれると思って考えたんですけど…」と恐縮しながら「投手って不思議と打たれたことは覚えているけど、抑えたところは覚えていないんです。ですので、16年の勝てなかった悔しさの中から何が足りないのかを考えながらオフを過ごしたのが自分の中で反省と来季への信念みたいなものを、しっかりと持ってやらないと挽回することができないと思った。そういう思いでいたので、あのオフは短いようで長く感じた。キャンプやオープン戦も、まずは自分が変わらないと選手に求めるのは間違っていると思えた年。あの1年は非常に成長できて、その中で選手と共に勝てたのが印象に残っています」と思い返していた。
今後のホークス、選手に期待することについては「選手には1年でも長く野球をやってほしいなと思います。ホークスというチームは、常に勝たなければいけないチームだと思います。勝つために努力し続けなければいけない。プレッシャーもあるでしょうし、耐えなくちゃいけないこともあるでしょう。でも、その先に勝った時の喜びがあって、全てを帳消しにしてくれる。選手たちだけでなく、監督やコーチだけでもなく、その周りの人たちが、いかに幸せになれるかを考えれば、やりがいのある仕事だと思います」とメッセージを送っていた。
会見の冒頭で工藤監督は「きょうは、みなさん私のためにお時間をいただきましてありがとうございます。7年間、務めさせていただきました監督を、きょうで退任することとなりました。幸せな7年間を過ごすことができて、野球人としてたくさんの人から支えられたことを心から感謝したいと思います。ありがとうございました」と心境を明かした。そして、ファン、選手、スタッフ、警備員や食堂の人たちも含めたさまざまな人への感謝を口にしていた。
14年のオフにソフトバンクの監督に就任すると、7年間で5度の日本一と3度のリーグ優勝を経験。「夢のような素晴らしい日々を過ごさせていただいた」とするが、人しれない波乱万丈があった。「選手たちが頑張ってくれた。僕自身も彼らが変えてくれた」と口にすると「15年に優勝した時に正直、調子に乗っていたところもあったと思います。(16年に大逆転を許してV逸し)そういう中で、選手たちが無言ではありますがいろんなことを教えてくれたことが僕自身を変えるきっかけになった。17年に優勝ができて、監督という仕事は偉いのではなく、みんなと共にあるという思いを芽生えさせてくれた。16年に勝つことができませんでしたけど反省と課題をしっかりと選手がくれたことで変われた」としみじみ。「そのあと、4連覇できたのも選手たちの頑張りであります」と功を選手に譲っていた。
また、短期決戦では無類の強さを発揮した。劇的な勝利もあったが、心に残っている試合を問われると「すみません。聞かれると思って考えたんですけど…」と恐縮しながら「投手って不思議と打たれたことは覚えているけど、抑えたところは覚えていないんです。ですので、16年の勝てなかった悔しさの中から何が足りないのかを考えながらオフを過ごしたのが自分の中で反省と来季への信念みたいなものを、しっかりと持ってやらないと挽回することができないと思った。そういう思いでいたので、あのオフは短いようで長く感じた。キャンプやオープン戦も、まずは自分が変わらないと選手に求めるのは間違っていると思えた年。あの1年は非常に成長できて、その中で選手と共に勝てたのが印象に残っています」と思い返していた。
今後のホークス、選手に期待することについては「選手には1年でも長く野球をやってほしいなと思います。ホークスというチームは、常に勝たなければいけないチームだと思います。勝つために努力し続けなければいけない。プレッシャーもあるでしょうし、耐えなくちゃいけないこともあるでしょう。でも、その先に勝った時の喜びがあって、全てを帳消しにしてくれる。選手たちだけでなく、監督やコーチだけでもなく、その周りの人たちが、いかに幸せになれるかを考えれば、やりがいのある仕事だと思います」とメッセージを送っていた。
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2021/10/27