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アサヒ、ビールや麦茶由来の“焙煎麦芽粉砕物”で「モルトペーパー」を開発 ランチョンマットなど「なだ万」で展開

 アサヒグループホールディングスは、ビールや麦茶の製造工程で発生する「焙煎麦芽粉砕物」を原料とした紙「モルトペーパー」を山陽製紙と共同開発した。10月下旬より老舗日本料理店「なだ万」とアサヒフードクリエイトでは、ランチョンマットや献立用紙、コースターに活用される。

なだ万では「モルトペーパー」がランチョンマットや献立用紙に使用される

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 「焙煎麦芽粉砕物」とは、黒ビールや麦茶を製造する際、麦芽を焙煎する工程で裂けてしまうなど規格外となり使用できなくなったもの。麦芽や麦茶の製造販売やモルトエキスなどの食品原料の販売を行うアサヒビールモルトで発生する麦芽粉砕物は、現在飼料として活用されている。より付加価値の高い活用を目指し、紙の原料としてアップサイクルさせる仕組みを開発した。

 開発にあたり、山陽製紙が焙煎麦芽粉砕物を粉砕し、牛乳パック由来の再生パルプにすき込み、和紙のような上品で高級感ある見た目と手触りが感じられる紙に仕上げた。表面は家庭用のプリンターでも印刷できるよう平滑で、裏面は自然な風合いが感じられる手触り。厚紙と薄紙を作製し、厚紙はコースターに、薄紙はランチョンマットと献立用紙に加工された。

 「なだ万」ではレストラン事業として展開する全国23店舗でランチョンマットや献立用紙に、「アサヒフードクリエイト」では4店舗でコースターに活用する。テスト展開として各店舗で使用感や機能性を確認し、将来的には、オリジナルのサステナブルペーパーとして、名刺や封筒、製品段ボール、ギフトケースなどへの活用を目指す。

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