人気グループ・Hey! Say! JUMPの山田涼介が15日、都内で行われた映画『燃えよ剣』公開初日舞台あいさつに登壇した。動乱の時代を駆け抜けた新選組の活躍を描く今作にちなみ夢について質問が投げかけられた山田は「エマ・ワトソンに会いたい」と憧れの気持ちを明かした。

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　名匠・原田眞人監督が手掛ける今作は土方歳三と“新選組”が、いかにして歴史に名を刻む“伝説（レジェンド）”となったのか。時代の大きな変化のなか、剣を手に命を燃やした男たちの知られざる愛と戦いを描いたスペクタクル・エンタテインメント。山田は新選組・沖田総司役を演じている。

　当初、この質問に山田が「あまり夢や目標を持つのが昔から得意じゃない。この世界に入って夢や目標をもってしまうと、そっちにしか向かわなくなってしまいそうな性格なので目の前のことを一生懸命やるのを掲げながら生きている。語れることがなくてすいません…」と申し訳なさげにすれば、主演のV6・岡田准一が「小さいやつは？」と深堀り。

　すると山田は「小さい…大きいかもしれないけどエマ・ワトソンに会いたいです」といい、岡田や共演の鈴木亮平は「あるじゃない」とニヤニヤ。岡田は「会えるかもしれない。共演できるかも？」と応援すると、山田は「いつか頑張ってれば会えるかもしれない…。エマ・ワトソンに会いたいです！」と奮起した。

　コロナ禍での公開延期を経ていよいよ迎えた初日。岡田が「山田くん、かわいいんですよ。きょう、なんか持ってきたんですよね？」と紹介すると「この前上野東照宮で祈願していただいたときにもらったお守りを持ってきました」と懐からお守りを取り出す山田。岡田は「それを僕に一番に見せてきて。『きょう持ってきちゃいました』って。すばらしい後輩ですね」と目を細めた。

　また印象深いシーンを聞かれると岡田は「これは山田くんから」と一番に指名。山田は「沖田が弱っているなか土方さんが看病してくださるシーン。僕の愛刀を目の前に持ってきてくださる。その時の剣が真剣という本当の剣なんです。それを目の前に持ってくると書いてあったのですが、本当にこの距離（顔の前）で持ってきまして。震え上がる僕を見て監督と爆笑してるという」とエピソードとともに振り返った。

　「あのシーン怖がってたよね…」と苦笑する岡田に、山田も「すごく名刀だったので。これはいい刀だ、少しでもあたったら切れるから気をつけてね、という脅しもあった」とタジタジに。爆笑していたという原田監督だが「怖かった。万が一のことがあったらどうしようと、それで笑うしかなかった」と弁解していた。

　イベントには、岡田准一（V6）、柴咲コウ、鈴木亮平、山田涼介（Hey! Say! JUMP）、尾上右近、伊藤英明、原田眞人監督が登壇した。