女優・小松菜奈が主演する映画『ムーンライト・シャドウ』(9月10日公開)のキャストが追加発表された。主人公・さつき(小松)の恋人で、突如帰らぬ人になってしまう等(宮沢氷魚)の弟・柊(ひいらぎ)役に若手俳優・アーティストの佐藤緋美(さとう・ひみ)が抜てきされ、物語のキーパーソンとなる麗(うらら)役を臼田あさ美が演じる。
本作は、1989年(昭和64年/平成元年)に刊行され、社会現象ともいえる大ヒットとなった吉本ばななの「キッチン」(新潮社)に収録されている短編小説が原作。ある日突然、愛する人を亡くした主人公のさつきが、死者ともう一度会えるかもしれない、という不思議な現象〈月影現象〉を通して、哀しみをどう乗り越えるのかを描いた「さよなら」と「はじまり」のラブストーリー。
映画化を知った原作ファンの間で、「柊役はいったい誰がやるのか?」と真っ先に大きな注目が集まっていた柊のキャスティング。柊は兄の等と自身の恋人・ゆみこを同時に亡くし、ゆみこのセーラー服を着て日々を過ごし何かを感じようとする、原作でも非常にインパクトのあるキャラクター。兄の恋人であったさつきともに深い哀しみに打ちひしがれながらも、少しずつ“生きていく”という日常を取りもどしていく難しい役どころだ。
オーディションで柊役を勝ち取った佐藤は21歳。2018年に寺山修司原作の舞台『書を捨てよ町へ出よう』で主演デビューし、その後『#ハンド全力』(20年)などの映画に出演、【HIMI】としてのアーティスト活動でも、才能あふれる独自の存在感を発揮している。
佐藤は「まさかこの役をいただけるとは思っていなかったのでびっくりした。柊は僕自身と合致する部分が全くないので、正直すごく難しかったけれど、だからこそ挑戦してみたいと思った」と語っている。
印象的なもみあげ・おかっぱの髪型も「素の自分とは違う姿で演じたい 」と自ら監督に提案。監督は佐藤を起用した理由として「オーディションで、独自のリズムとテンポによって出来た別世界に住んでいるような印象で、原作で描かれる柊にとても近いと感じた」と語り、現場では「自由奔放で、刺激的なエネルギーを発していた」と振り返る。
そしてもう一人、原作ファンが注目していたキャラクターで、さつきの前に現れる不思議な女性・麗役には、臼田が挑んだ。麗は、どこかミステリアスな存在感を放ちながら、「満月の夜の終わりに死者ともう一度会えるかもしれない」という不思議な現象〈月影現象〉へ、さつきと柊を次第に導いていく。臼田自身も「とても不思議なキャラクターで、答えがないと感じた。『監督はこの作品をどんな風に撮るんだろう?』と、予測できない部分に興味が湧いた」とオファーを受けた時のことを振り返る。
このほか、柊の恋人・ゆみこ役は、「カネボウ」や「コカ・コーラ」、「Adidas」などの海外広告のイメージモデルとして活躍する中原ナナが、オーディションを経て、女優デビューを果たす。
さつきの親友・蛍役で吉倉あおい、さつきや柊と麗を巡り合わせる充役で中野誠也ら、原作にはないオリジナルのキャラクターも登場する。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
本作は、1989年(昭和64年/平成元年)に刊行され、社会現象ともいえる大ヒットとなった吉本ばななの「キッチン」(新潮社)に収録されている短編小説が原作。ある日突然、愛する人を亡くした主人公のさつきが、死者ともう一度会えるかもしれない、という不思議な現象〈月影現象〉を通して、哀しみをどう乗り越えるのかを描いた「さよなら」と「はじまり」のラブストーリー。
映画化を知った原作ファンの間で、「柊役はいったい誰がやるのか?」と真っ先に大きな注目が集まっていた柊のキャスティング。柊は兄の等と自身の恋人・ゆみこを同時に亡くし、ゆみこのセーラー服を着て日々を過ごし何かを感じようとする、原作でも非常にインパクトのあるキャラクター。兄の恋人であったさつきともに深い哀しみに打ちひしがれながらも、少しずつ“生きていく”という日常を取りもどしていく難しい役どころだ。
オーディションで柊役を勝ち取った佐藤は21歳。2018年に寺山修司原作の舞台『書を捨てよ町へ出よう』で主演デビューし、その後『#ハンド全力』(20年)などの映画に出演、【HIMI】としてのアーティスト活動でも、才能あふれる独自の存在感を発揮している。
佐藤は「まさかこの役をいただけるとは思っていなかったのでびっくりした。柊は僕自身と合致する部分が全くないので、正直すごく難しかったけれど、だからこそ挑戦してみたいと思った」と語っている。
印象的なもみあげ・おかっぱの髪型も「素の自分とは違う姿で演じたい 」と自ら監督に提案。監督は佐藤を起用した理由として「オーディションで、独自のリズムとテンポによって出来た別世界に住んでいるような印象で、原作で描かれる柊にとても近いと感じた」と語り、現場では「自由奔放で、刺激的なエネルギーを発していた」と振り返る。
そしてもう一人、原作ファンが注目していたキャラクターで、さつきの前に現れる不思議な女性・麗役には、臼田が挑んだ。麗は、どこかミステリアスな存在感を放ちながら、「満月の夜の終わりに死者ともう一度会えるかもしれない」という不思議な現象〈月影現象〉へ、さつきと柊を次第に導いていく。臼田自身も「とても不思議なキャラクターで、答えがないと感じた。『監督はこの作品をどんな風に撮るんだろう?』と、予測できない部分に興味が湧いた」とオファーを受けた時のことを振り返る。
このほか、柊の恋人・ゆみこ役は、「カネボウ」や「コカ・コーラ」、「Adidas」などの海外広告のイメージモデルとして活躍する中原ナナが、オーディションを経て、女優デビューを果たす。
さつきの親友・蛍役で吉倉あおい、さつきや柊と麗を巡り合わせる充役で中野誠也ら、原作にはないオリジナルのキャラクターも登場する。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
このニュースの流れをチェック
コメントする・見る
2021/08/13