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90年代カルトホラー映画を鬼才ジョーダン・ピールがリメイク

 “鏡に向かってその名を5回唱えると、死ぬ。”という設定で人々を夢中にさせた人気ホラーの系譜を巧みに汲み取り、現代へと語り継ぐ映画『CANDY MAN』(原題)が、『キャンディマン』の邦題で10月15日より東宝東和配給で日本公開することが決定した。

ジョーダン・ピールが現代に語り継ぐ、忌まわしき都市伝説。映画『キャンディマン』(10月15日公開)日本オリジナル版ビジュアル (C) 2021 Universal Pictures 

ジョーダン・ピールが現代に語り継ぐ、忌まわしき都市伝説。映画『キャンディマン』(10月15日公開)日本オリジナル版ビジュアル (C) 2021 Universal Pictures 

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 1992年に公開された、凶悪な殺人鬼による忌まわしき都市伝説を描いたカルトホラー映画『キャンディマン』を、アカデミー賞脚本賞を受賞した『ゲット・アウト』(2017年)や、『アス』(19年)で高い評価を得た鬼才ジョーダン・ピールが、製作・脚本で名を連ねるジョーダン・ピールが、さすがの手腕で新たに映画化。

 舞台は、シカゴに現存した公営住宅「カブリーニ=グリーン」地区。その界隈では、鏡に向かって5回その名を唱えると、右手が鋭利なフックになった殺人鬼に体を切り裂かれるという怪談めいた都市伝説が語り継がれていた。

 老朽化した最後のタワーが取り壊されてから10年経ち、恋人とともに新設された高級コンドミニアムに引っ越してきたヴィジュアルアーティストのアンソニーは、創作活動の一環としてキャンディマンの謎を探求していたところ、公営住宅の元住人だという老人から、その都市伝説の裏に隠された悲惨な物語を聞かされる。アンソニーは恐ろしい過去への扉を開いてしまったのだ……。

 主人公アンソニーを演じるのは、世界中で大ヒットしたDC映画『アクアマン』で強敵・ブラックマンタを演じ、「マトリックス」シリーズ最新作へ主要キャストとして出演することが決定しているヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世。

 恋人兼ビジネスパートナーとしてアンソニーを支え、劇中でも鍵となっていくブリアンナ役には、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のドラマシリーズ『ワンダヴィジョン』で今後のMCUのなかで重要なキャラクターになるだろうと示唆されるモニカ・ランボーを演じ、同役で『キャプテン・マーベル』の最新作に出演することも決定しているテヨナ・パリス

 そして監督は、31歳にして、『キャプテン・マーベル』続編の監督に就任し、MCUシリーズで初の女性黒人監督となることがハリウッドでも大きなニュースとして報じられたニア・ダコスタが務める。

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  • 鉤爪の殺人鬼が鮮烈に蘇る(C) 2021 Universal Pictures 

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