俳優の佐々木蔵之介が主演するテレビ朝日系木曜ミステリー『IP〜サイバー捜査班』（毎週木曜　後8：00）。12日放送の第5話は、主人公・安洛一誠（佐々木）たち京都府警・サイバー総合事犯係を束ねる係長・平塚栄太郎（杉本哲太）にスポットを当てたストーリーが展開。安洛が“パパ友”平塚の窮地を救うために奮闘する。

　第5話は、100枚ほどの紙幣とともに男性が工事中のビルから謎の転落死を遂げる衝撃の場面からスタート。被害者は、人気ソーシャルゲーム運営会社の男性社員。彼は生前、アカウントを高額で売りつける悪質なプレーヤー・シャイロックの正体を探っていたことがわかったが、そのシャイロックは平塚の息子・拓夢（森山瑛）であることが判明。拓夢に殺人容疑がふりかかることになる。

　拓夢は現在、大学医学部を目指して浪人3年目。6年ほど前に妻を病気で失った平塚は以来、拓夢と二人三脚で歩んできたつもりだったが、最近、息子は予備校にも行かず、自室に引きこもってゲーム三昧。親子の会話もほとんどなくなっていた矢先の出来事。

　実は、第1話のラストで安洛と古宮山絆（福原遥）が親子かもしれないことを知った平塚は、勝手に安洛に親近感を抱き、自身の“パパ友”と認定。安洛は「パパ友といわれても…」と戸惑っていたが、平塚の窮地を放っておくことはできず、サイバー捜査スペシャリストたちを総動員して捜査に乗り出す。

　安洛は“ある事実”に目を付け、平塚に文書鑑定をするよう指示。息子の疑惑を晴らすため、平塚が行った執念の文書鑑定とは。平塚親子は絆を取り戻すことはできるのか。そしてソーシャルゲームの向こう側に隠されていた真実とは。　

　また、第5話では、安洛と絆の親子かもしれない微妙な関係を、ついに多和田昭平（間宮祥太朗）が察知？　安洛、絆、多和田の三つ巴の関係は、どう変化していくのか。