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美 少年主演『ザ・ハイスクール ヒーローズ』第1話の「ゴレンジャー」オマージュを検証

 今年、誕生から46年を迎えた、スーパー戦隊シリーズの原点でもある『秘密戦隊ゴレンジャー』。そのゴレンジャーのリーダー・アカレンジャーが登場することでも話題のドラマ、ジャニーズJr.美 少年が学園を守るヒーローに変身するテレビ朝日系オシドラサタデー『ザ・ハイスクール ヒーローズ』(毎週土曜 後11:00〜深0:00)第2話放送前に、初回のスーパー戦隊、『秘密戦隊ゴレンジャー』オマージュシーンを振り返る。なお、きょう8月7日の第2話は午後11時35分からの放送となる。

誕生から46年を迎えた【スーパー戦隊シリーズ】の原点『秘密戦隊ゴレンジャー』へのオマージュが熱いテレビ朝日系オシドラサタデー『ザ・ハイスクール ヒーローズ』(写真のおもちゃは私物) (C)ORICON NewS inc.

誕生から46年を迎えた【スーパー戦隊シリーズ】の原点『秘密戦隊ゴレンジャー』へのオマージュが熱いテレビ朝日系オシドラサタデー『ザ・ハイスクール ヒーローズ』(写真のおもちゃは私物) (C)ORICON NewS inc.

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 『ザ・ハイスクール ヒーローズ』に登場し、大きな役割を果たす――ということは事前に公表されていたけれど、蓋を開けてみれば、スーパー戦隊オマージュ満載。初回放送時のSNSは、推しを追いかける人たちとスーパー戦隊・特撮ファンでおおいに盛り上がった。

 仮面をつけた魔人に立ち向かう5人のヒーローが登場するファーストシーン。5人のヒーロースーツのネクタイは、『ゴレンジャー』のヒーロースーツのデザインになっている(ポスタービジュアルなどでも確認できる)。

 そして、オープニング映像は『ゴレンジャー』のオープニングをできる限り再現。特撮お決まりの爆破に次ぐ爆破の中を、自転車&リアカーに乗った5人が走り抜けていく。本家ゴレンジャーはバイクやサイドカーに乗っているが、本作の主人公たちは高校生のため、自転車に変更されたようだ。出演者のテロップの入り方も同じだったし、カッコいいポーズを決めてた後ろで大爆発が起きるって、それはもう“そのまんまスーパー戦隊”。

 青地に白文字のサブタイトルも『ゴレンジャー』と一緒。初回のサブタイトルは「真赤な太陽!無敵ゴレンジャー」だったのに対し、『ザ・ハイスクール ヒーローズ』は「真赤なヒーロー誕生!青春逆転ホームラン!!」と「真赤な」をそろえつつ、“アカヒーロー”に初変身する本編を端的に表していた。

 本作は、亡き父の影響で『秘密戦隊ゴレンジャー』をこよなく愛する真中大成(岩崎大昇※崎はたつさき)が、学園の平和を守るべく、「学園防衛部」なる部を設立。部長を務めながら、ともにヒーローとなる残り4人の部員を日々勧誘し続けていた(部員が5人集まらなければ廃部の通告を受けているため)。そんな中、学園に潜む“魔人”による仕業かもしれない事件が起こり、アカヒーローとして立ち向かっていく。

 学園防衛部のシーンなどでかかる「♪バンバラバンバンバン」という曲は、『ゴレンジャー』のエンディングテーマをアレンジしたもの。音楽を担当する沢田完のアイデアだったそうで、現実の世界から『ザ・ハイスクール ヒーローズ』の世界へ一気に引き込んでいく効果は抜群。沢田は、アニメ『ドラえもん』やドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子』のあのテーマ曲も手掛けたヒットメーカーだ。

 大成の部屋や学園防衛部の部室に並べてあるゴレンジャーグッズにも注目。なんと、大成の亡き父でヒーローシステムを開発した真中大志役を演じ、劇中に登場するアカレンジャーの声も担当している関智一が提供した放送当時のグッズも含まれているとのことだ。

 エンディングでは美 少年による楽曲「ザ・ハイスクール ヒーローズ」にのせて、メンバー6人がダンスを踊っているが、エンディングダンスはスーパー戦隊シリーズ“伝統”の放送フォーマットでもある。

 初回で、大成がダンス部の森村直哉(藤井直樹)を勧誘するシーンでかかった曲は「ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」(麻倉未稀)だったが、踊っているのは『魔進戦隊キラメイジャー』(第44作)の“キラメイダンス”(エンディングダンス)。初回と第2話には、『キラメイジャー』でキラメイグリーン/速見瀬奈を演じた新條由芽がダンス部の三島純加役で出演している。ミドヒーローとなる森村役に思いを寄せているという役どころ。言わずもがな、グリーンつながりの共演だ。

 初回に登場した敵、野球ボールをモチーフにした姿に無数の釘が刺さった恐ろしい姿でよだれを垂らしながら野球部員を次々襲う「野球魔人」は、『ゴレンジャー』の野球仮面をオマージュ。第2話には『ゴレンジャー』の黒髪仮面を現代風にアレンジした“黒髪魔人”が登場する。今後、どんな『ゴレンジャー』の敵をモチーフにした魔人が現れるのか、楽しみだ。

 大成の亡き父・大志が遺したことば、「人は心が弱って道を踏み外したとき、誰かを傷つける魔人になってしまう」だったり、アカヒーローに変身した大成と、アオヒーローに変身した滝川雄亮(那須雄登)が2人がかりで野球魔人を倒しにいった場面では、「(2対1は)フェアじゃない」と野球対決をしたり、作品の中に笑いも深いメッセージも込められているところも“そのまんまスーパー戦隊” 。

 3話以降もスーパー戦隊シリーズにゆかりのゲストが続々と登場予定とのことだし、スーパー戦隊シリーズのファンも見逃せない作品になりそうだ。

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  • 誕生から46年を迎えた【スーパー戦隊シリーズ】の原点『秘密戦隊ゴレンジャー』へのオマージュが熱いテレビ朝日系オシドラサタデー『ザ・ハイスクール ヒーローズ』(写真のおもちゃは私物) (C)ORICON NewS inc.
  • テレビ朝日系オシドラサタデー『ザ・ハイスクール ヒーローズ』に登場し、大きな役割を果たすゴレンジャーのリーダー・アカレンジャー
  • テレビ朝日系オシドラサタデー『ザ・ハイスクール ヒーローズ』に登場し、大きな役割を果たすゴレンジャーのリーダー・アカレンジャー

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