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小山田圭吾のいじめ告白記事『Quick Japan』出版元も謝罪 「差別を助長する不適切なもの」

 ミュージシャンの小山田圭吾(52)が、学生時代に障がい者へのいじめを行っていたと告白した過去記事をめぐって、『Quick Japan』出版元の太田出版が19日、公式サイトに謝罪文を掲載した。

小山田圭吾

小山田圭吾

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 小山田をめぐっては、15日に五輪開会式の音楽を務めることが明らかになったが、過去に同誌の1995年3月号や『ロッキング・オン・ジャパン』94年1月号で掲載された小山田のいじめ告白記事がネットで問題視され、批判を集めていた。16日に小山田がツイッターで当該記事について謝罪し、18日には『ロッキング・オン・ジャパン』の出版元も記事を謝罪。また、きょう19日には、小山田がこれらの問題を受け、五輪開会式の音楽担当を辞任すると発表している。

 以下、太田出版による謝罪文

1995年刊『Quick Japan 第3号』は「いじめ紀行」というシリーズの第一弾として小山田圭吾氏へのインタビューをもとにした記事を掲載しました。この記事が、表現方法、記事の影響についての思慮そして配慮が足らないままに世に出たことにより被害者の方をはじめ多くの方を傷つけたことを深くお詫びします。

「いじめ紀行」は、取材者自身がいじめられた体験があることから、いじめられた側だけでなくいじめた側からも話をきくという趣旨で「いじめた側といじめられた側の対談」として当初発案されたものでした。この第一回で小山田圭吾氏は自身の体験として障がいを持つ方へのいじめを告白しています。

現在、この小山田圭吾氏の一連のいじめ体験についての告白が大きな批判を受けています。当時のスタッフに事実・経緯確認を行い、記事を再検討した結果、この記事が被害者の方を傷つけるだけでなく差別を助長する不適切なものであることは間違いないと判断しました。この検討は出版後26年を経てのものであり、この間、2012年にはいくつかの号が復刊される機会があり、この第3号も100部の復刊を行っています。最初の出版段階での判断のみならず、その後再検討のないまま時が過ぎたことも、出版社としてその姿勢が問われるものであると考えます。

今回の反省は、継続的に今後の出版活動を顧みる機会とするべきと考えます。『Quick Japan』のみならず、弊社の出版活動全体を改めて再検討し、その都度振り返ることにより同じことを繰り返すことがないように努力してまいります。

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