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原將人監督『MI・TA・RI!』完成から20年ぶりの再上映&限定配信決定

 『初国知所之天皇』、『20世紀ノスタルジア』等の作品で、日本のインディーズ映画界に多大な影響を与えてきた原將人(はら・まさと) 監督の『MI・TA・RI!』が、2001年の完成(公開は02年)から20年ぶりに再上映されることが決定した。

原將人監督のフランクフルト国際映画祭観客賞受賞の傑作『MI・TA・RI!』完成から20年ぶりの再上映&限定配信決定

原將人監督のフランクフルト国際映画祭観客賞受賞の傑作『MI・TA・RI!』完成から20年ぶりの再上映&限定配信決定

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 映画ファンの間で人気の高い同作は、原監督がパートナー・MAORIと生まれたばかりの長男とともに「日本を探す旅」に出るロードムービー。デジタルプロジェクターと2台の8ミリ映写機から投射した映像を3面マルチスクリーンで展開し、映画の進行に合わせてライブ演奏を行う斬新な手法と美しく詩的な映像表現が国内外で絶賛を浴び、第1回フランクフルト国際映画祭観客賞を受賞した。ポスタービジュアルには、原監督の熱心なファンである画家・奈良美智の絵が引用されている。

 2018年7月に自宅が全焼し、家財道具全てと保管していたフィルムの大半を焼失する被害に遭った原監督。今回の上映会では、焼け残った『MI・TA・RI!』オリジナルフィルムを使用したワークショップも予定されている。さらに未ソフト化であった本作の期間限定でのストリーミング配信の実施も決定している。

■原將人 プロフィール
 1950年、東京生まれ。1999年より京都在住。1968年、麻布学園高校在学中、『おかしさに彩られた悲しみのバラード』で第1回フィルムアートフェスティバル東京においてグランプリ・ATG賞をW受賞。10代で松本俊夫監督の『薔薇の葬列』助監督、大島渚監督『東京戦争戦後秘話』脚本・予告編の演出を手掛け、天才映画少年と称される。1997年、初の商業映画『20世紀ノスタルジア』で日本映画監督協会新人賞受賞。2002年、デジタルプロジェクター1台と8ミリ映写機2台による3面マルチ投影のライブ作品『MI・TA・RI!』が第1回フランクフルト国際映画祭観客賞受賞。63歳で、双子の姉妹の父になった。

■『MI・TA・RI!』 ライブ上映会・ワークショップ日程・プログラム詳細
https://haramasato.zaiko.io/

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