俳優の阿部力が12日、都内で行われた映画『湖底の空』(公開中)初日舞台あいさつに登壇した。
インディペンデント作品ながら、韓国・中国・日本にまたがるロケを敢行した本作。アジア各国に生きる人々に共通する、大切な人を思慕(しぼ)する心を描き、国境のみならず、あらゆる境界を超えて傷ついた人々の心をつなぐ、希望と再生の物語を描く。
出版社に勤める日本人の男性・望月を演じた阿部は、役柄との共通点を問われ「望月は日本で生まれ、中国で仕事をするという設定。(自身は)逆に中国で生まれて日本で生活している。生活環境の違いに対する違和感の持ち方を意識した。そこが共通点なのかな」と語った。
佐藤智也監督からの演技指導について「優しく、一歩引いて主人公を見守るような男性で居てほしいとお話いただいた」という。「僕なりに望月を考えた。幼い頃に母親から離れて、心に問題を抱えながら成長した。問題を抱えている人は、きっと痛みが分かる人だと思う。自分と似たような人とか、心に問題を抱えている人と出会った時、きっと優しくなれるんじゃないかなと考えた」と解釈した上で演じたと明かした。
舞台あいさつには、みょんふぁ、佐藤監督も登壇した。
■ストーリー
日本人の父と韓国人の母の間に生まれた一卵性双生児の姉弟の空(そら)と海(かい)。現在、中国・上海に暮らすイラストレーターの空は、出版社に勤める日本人の男性、望月と出会う。異郷の地で暮らす二人は、似たような境遇から親密な関係を築きつつあった。そんな空のもとに双子の弟、海(かい)が訪ねてくる。海は性別適合手術を受けて女性となり、名前を海(うみ)と変えていた。海は空と望月の恋愛を後押ししようとするが、空は何かに追い詰められ、精神的に不安定になっていく…。
インディペンデント作品ながら、韓国・中国・日本にまたがるロケを敢行した本作。アジア各国に生きる人々に共通する、大切な人を思慕(しぼ)する心を描き、国境のみならず、あらゆる境界を超えて傷ついた人々の心をつなぐ、希望と再生の物語を描く。
出版社に勤める日本人の男性・望月を演じた阿部は、役柄との共通点を問われ「望月は日本で生まれ、中国で仕事をするという設定。(自身は)逆に中国で生まれて日本で生活している。生活環境の違いに対する違和感の持ち方を意識した。そこが共通点なのかな」と語った。
佐藤智也監督からの演技指導について「優しく、一歩引いて主人公を見守るような男性で居てほしいとお話いただいた」という。「僕なりに望月を考えた。幼い頃に母親から離れて、心に問題を抱えながら成長した。問題を抱えている人は、きっと痛みが分かる人だと思う。自分と似たような人とか、心に問題を抱えている人と出会った時、きっと優しくなれるんじゃないかなと考えた」と解釈した上で演じたと明かした。
舞台あいさつには、みょんふぁ、佐藤監督も登壇した。
■ストーリー
日本人の父と韓国人の母の間に生まれた一卵性双生児の姉弟の空(そら)と海(かい)。現在、中国・上海に暮らすイラストレーターの空は、出版社に勤める日本人の男性、望月と出会う。異郷の地で暮らす二人は、似たような境遇から親密な関係を築きつつあった。そんな空のもとに双子の弟、海(かい)が訪ねてくる。海は性別適合手術を受けて女性となり、名前を海(うみ)と変えていた。海は空と望月の恋愛を後押ししようとするが、空は何かに追い詰められ、精神的に不安定になっていく…。
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2021/06/12