歌手で俳優の加山雄三(84)が8日、東京五輪の聖火リレーのランナーを辞退すると発表した。加山は28〜30日に行われる神奈川県内でのリレーに参加予定だった。
加山は同県の事務局を通じコメントを発表。理由について「今回の東京オリンピックこそ、心から応援し、また自らも盛り上げたい気持ちでいっぱいでした」としながらも「しかしながら今改めてこの世界の状況を見た時、手放しに開催を喜ぶことが僕は出来ません。一度はお引き受けをした聖火ランナーですが、そして直前になってしまいましたが、勇気を持って僕は辞退いたします」とコメントしている。
【加山雄三コメント全文】
僕はスポーツが大好きです。
前回の1964年東京オリンピックの時、僕は黒澤明監督の映画『赤ひげ』の撮影をしていました。
毎日撮影で缶詰状態。観戦したり応援することがほとんど出来ず悔しい思いをしました。
あれから57年―。
今回の東京オリンピックこそ、心から応援し、また自らも盛り上げたい気持ちでいっぱいでした。
しかしながら今改めてこの世界の状況を見た時、手放しに開催を喜ぶことが僕は出来ません。
一度はお引き受けをした聖火ランナーですが、そして直前になってしまいましたが、勇気を持って僕は辞退いたします。
今は、することもやめることも勇気が必要だと思います。
僕にとってひとつの夢であった聖火ランナーを辞退することは残念でなりません。
大会関係者の皆さまのご尽力はもちろん、選手のみなさんのこれまでのご努力は並々ならぬものと存じますが、僕なりの決断をどうかご容赦ください。
加山は同県の事務局を通じコメントを発表。理由について「今回の東京オリンピックこそ、心から応援し、また自らも盛り上げたい気持ちでいっぱいでした」としながらも「しかしながら今改めてこの世界の状況を見た時、手放しに開催を喜ぶことが僕は出来ません。一度はお引き受けをした聖火ランナーですが、そして直前になってしまいましたが、勇気を持って僕は辞退いたします」とコメントしている。
【加山雄三コメント全文】
僕はスポーツが大好きです。
前回の1964年東京オリンピックの時、僕は黒澤明監督の映画『赤ひげ』の撮影をしていました。
毎日撮影で缶詰状態。観戦したり応援することがほとんど出来ず悔しい思いをしました。
あれから57年―。
今回の東京オリンピックこそ、心から応援し、また自らも盛り上げたい気持ちでいっぱいでした。
しかしながら今改めてこの世界の状況を見た時、手放しに開催を喜ぶことが僕は出来ません。
一度はお引き受けをした聖火ランナーですが、そして直前になってしまいましたが、勇気を持って僕は辞退いたします。
今は、することもやめることも勇気が必要だと思います。
僕にとってひとつの夢であった聖火ランナーを辞退することは残念でなりません。
大会関係者の皆さまのご尽力はもちろん、選手のみなさんのこれまでのご努力は並々ならぬものと存じますが、僕なりの決断をどうかご容赦ください。
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2021/06/09