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Hey! Say! JUMP伊野尾、“教え子” King & Prince神宮寺にメロメロ ミステリードラマなのに…「イチャイチャしちゃってる」【インタビュー】

 人気グループ・Hey! Say! JUMP伊野尾慧(30)とKing & Prince神宮寺勇太(23)が初共演する『東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察』(毎週土曜 後11:40)が8月7日よりスタートする。伊野尾のドラマ単独初主演作となる今回、原作は澤村御影氏の『准教授・高槻彰良の推察』シリーズ(角川文庫刊)を映像化。“異能”を持った准教授(伊野尾)と、その生徒で“孤独”を抱える大学生(神宮寺)がさまざまな怪異の謎を解くヒューマンミステリー。コンビとして長く撮影をともにする2人が合同インタビューに参加。互いの印象や撮影裏話を通して“相思相愛”ぶりをのぞかせた。

『東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察』に出演するKing & Princeの神宮寺勇太、伊野尾慧 (C)東海テレビ

『東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察』に出演するKing & Princeの神宮寺勇太、伊野尾慧 (C)東海テレビ

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――まず今回のオファーの印象はいかがでしたか。

伊野尾「連ドラ単独初主演って、意外と初めてだったんだと。思い返すと確かに誰かと一緒にだったり、それこそとっつー(戸塚祥太)と一緒に…とか。単独初主演といいつつ、神宮寺くんもいるのでそんなに大きくは捉えていませんが、非常にありがたいです。より責任感を生まれますし、良い作品ができるように頑張れたらと思います」

神宮寺「映像のお芝居は、すごく久しぶりでいろいろなことを忘れているんじゃないかという不安はあったのですが、自分としてはお芝居の勉強をたくさんしたいと思っていたので、このオファーをいただいたときには飛び上がりました」

――共演の話を聞いた時の感想は?

伊野尾「びっくりしたな、やっぱり。King & Princeだと『メレンゲの気持ち』のゲストに永瀬(廉)くんと神宮寺くん以外がきてくれて、全員天然ちゃんというか面白かったので、神宮寺くんはどんな子なのかなと楽しみでした」

神宮寺「やはり、デビューさせていただいてから、完全にメンバーとずっと一緒なので先輩たちと密に濃厚な時間を過ごすことがなかったんです。撮影期間は、メンバーよりも長い時間会うことになるので、ジャニーズのなかで一番、仲良くなろうと思っています」

伊野尾「仲良くなってると思うよ、だって毎日会ってるんだもん!」

――実際に撮影をしてみてお互いにどのような印象をいだきましたか。

伊野尾「かわいくてしようがないですよ」

神宮寺「ありがとうございます」

伊野尾「後輩の子と仕事する機会は、バラエティーのゲストとかちょくちょくはあるんですけど、ドラマでガッツリは初めてで。撮影も4ヶ月くらい密に過ごして、かつ2人のシーンも多い。神宮寺くんとこれだけ長く過ごすとは思ってなかったので驚きましたし、年も8つくらい離れているので俺も年とったな〜とも思ったし、でもやっぱり本当にかわいくて仕方ない。俺が何気ないことを言うだけで『伊野尾くんは頭いいんですね』ってすごく褒めてくれる。Hey! Say! JUMPにいたらだぁれもも褒めてくれない(笑)。気持ちがいいよね、ずっと続けばいいのに」

神宮寺「僕は、Hey! Say! JUMPさんのツアーにつかせていただいたこともあったのですが、中学生とか小さかったのでメンバーのみなさんとお話する機会なくて、デビューしても、歌番組やバラエティーでちょこっと共演するくらいで、あまり話す機会がありませんでした。伊野尾くんのことは勝手なイメージで、人見知りなのかな、と思っていたのですが、クランクインからすごく優しく話かけてくれました。伊野尾くんは本当に頭がいい。言葉の選び方が美しい。きれいな漢字がキラキラキラ〜って見えて、僕もこの4ヶ月の間で習得して、少しでも頭良くなれるように伊野尾くんから盗みたいですね」

伊野尾「…こんなに気持ちいいことないだろ! Hey! Say! JUMPで仕事しててこんなこと言われないもん。最高だよ…」

――今回の共演をきっかけに知ったお互いの意外な一面はありますか。

神宮寺「役として過ごす時間のほうが長く、先生として接していると、申し訳ないのですが…だんだんトイプードルに見えてくるんです。先生のギャップがすごくて、真摯な時と親しい人への人懐っこいときがかわいくて。わんちゃんみたいなつぶらな瞳でみつめられると、ミステリーじゃなくてラブコメかな?と思えてきます(笑)」

伊野尾「そうなんだよな、イチャイチャしちゃってるんだよな〜。元々あまり知らなかったけど、テレビだとKing & Princeは天然なイメージが強いから、神宮寺くんは真面目でしっかりしてるイメージが強かったんだけど、会ってみるとかわいくて仕方ないですね」

神宮寺「ええ、うれしい(笑)」

■神宮寺勇太、伊野尾慧のストイックさに脱帽「大きい背中から学ばないと…」

――今回、神宮寺さんはとある不思議な経験から人の嘘が分かるようになってしまった大学生・深町尚哉を、そして伊野尾さんは大学で民俗学を教える准教授・高槻彰良を演じます。それぞれの役どころの印象とどのように演じているかを教えてください。

伊野尾「大学の先生を演じることが感慨深いです。原作があり、原作ファンも多くいらっしゃるので、(原作に)できるだけ寄り添いたいという思いはありつつ、小説なので動きなどは個人で想像の範囲でふくらませている部分は、映像化した時に『こういう解釈になるのか』とみなさん楽しんでいただけるように。
先生ですからね〜…。大人っぽく紳士的でありつつも二面性もある。初対面の人や授業でのキャラクターは大人びて紳士的な部分はあるけど、自分の興味のある怪異についてや、それを経験している直哉や、研究室の人たちなど親しいひととの距離感はあたたかみがあったり、あと、人間との距離感がつかめていない人とグッと近くなったりを意識して、映像で観たときに面白くなればいいなと演じています」

神宮寺「難しい役だなと思いました。原作を読み、どうやって、僕が演じる直哉の心の奥にある孤独を視聴者の方に表していけば伝わるかを考えたと同時に、すごく孤独に見える人にはなりたくなくて、あくまで普通の大学生。少し地味な見た目だけど話が進むうちに、ものすごく孤独を抱えていたという一面がみえてくればいいなと思います。

同時に、高槻先生と出会ったことで明るくなれればいいな、とクランクイン前から考えていました。不安もありましたが、クランクインして2、3週間して経ち、監督さんやいろいろな方のサポートもあり少しずつ、こういう気持ちなんだなってだんだんわかるようになりました。伊野尾くんと話したこともなかったけど、一緒に演じてみて、不安は意外とすぐなくなり、今はのびのびと、いろんなことをみなさんと相談しながら演じています」

――伊野尾さんは演じる上で気をつけていることはありますか。

伊野尾「感情のバランスは、気にするようにしています。小説の表現では、怪異と出会うとパーンとテンションがあがるんですけど、映像だとどこまでテンションをあげるのかは難しい。謎解きや授業中は、紳士的にしてるけどそのギャップを違和感なく、うまくつなげられたらなと日々考えながら演じています。2人のシーンが非常に多く、特に演技についての話し合いはしていないけど、役を通してお互いいろいろ考えてもってきているので現場でぶつけながらうまく演っているのかな」

――とても仲良しな雰囲気のお2人ですが、撮影中のエピソードはなにかありますか。

神宮寺「最近申し訳ないな、と思うのは、だんだん僕が高槻先生と行動する機会が増えてくるのに、その割に僕のせりふが少ないんです」

伊野尾「言ってますよ! プロデューサーさん!直談判!」

神宮寺「いやいや(笑)、伊野尾くんはすごくロングせりふなんです。その間、僕が先生に『どういうことですか?』とか聞いたり顔のリアクションがあったりするのですが、失敗できないんです。そこは僕も丁寧に台本を読んで向かってはいますが伊野尾くんは長ぜりふをしながら、黒板に文字を書いたりするシーンもあるのでゾッとしました。僕だったら絶対できない」

伊野尾「今回は、謎解きだからね。僕は謎を解いている時は、ずっとしゃべっているんですが、逆に神宮寺くんに申し訳ないのは、マイクをつけないまま、ずっと立って聞いているわけで。僕だったら先輩の長せりふを、ただただ聞いてるだけになんて、つらくて仕方ない…。そこでも、ちゃんとしっかり、リアクションやせりふの掛け合いもやってくれる。僕がせりふに追われたり、役のことで、いっぱいいっぱいになっちゃって、スタッフさんとのコミュニケーションができない時に、神宮寺くんが現場を明るくしてくれたりとか非常に助かります」

――そんな伊野尾さんの長ぜりふの前に、空気が変わったりしますか。

神宮寺「伊野尾くんはストイックな方なので…」

伊野尾「初めてだよ! こんな事言われたの! もっと、大きな声でいってくれ!」

神宮寺「段取りが終わって、セッティングの間も、伊野尾くんはずっと現場にいて、黒板に書きながら長ぜりふを練習されてて、こういう、大きい背中から学ばないと…」

伊野尾に「そんなでかくないよ!(笑)余裕がないのよ!(笑)黒板に文字書きながらせりふを言うシーンは、言っている言葉と、全然違うことを書いているので、演技してるのにアハ体験みたいな、非常に難しくて。時間があればちょこちょこ練習したりしています。
あとは単独初主演なので、役について悩んだりすることもあるので、現場で監督さんはじめ、いろいろな方から話を聞いています。色んな人の話を、うまく取り入れていけたらと、現場にできるだけいるようにしています」


――都市伝説や学校の怪談がモチーフとなっています。お2人はそういったことに興味はありますか。

伊野尾「好きですよ。みんなが必ず通る道。子どもの頃のこっくりさんや都市伝説、幽霊の話を民俗学としてひもといて、こういう経緯があって生まれたんだよみたいな話もでてくるので豆知識としても楽しめるドラマになっているのではないでしょうか」

神宮寺「僕も好きですね。本当なのか嘘なのかワクワクするじゃないですか。『信じるか信じないかはあなた次第』じゃないですけど、信じ方や見方によって都市伝説っていろいろな角度から見ることができるので面白い。この作品はミステリーと都市伝説、怪異、いろいろな要素が詰まっているのでいろいろな目線から見れるので、ちゃんと見ようと思いました」

伊野尾「見ろよ! ちゃんと! でてるんだから、何回も見ろよ!(笑)。このドラマでは怪異や都市伝説を民俗学として片付けて終わるのではなくて、本当に存在するというところが面白い。これは本当なのかもしれない。とフィクションとして本当の怪異が混じっているのが面白いなと感じます」

――最後に、視聴者に向けみどころとメッセージをお願いします。

伊野尾「このドラマは主人公の高槻が怪異現象に対していろんな解釈をしていくことを、物語のなかで魅せていく。民俗学の知識だったり、謎解き的な驚きももちろんありますが、まだまだ大変な毎日が続くなかで、自分の置かれている状況も『こういう解釈をしたら気持ちが楽になるのかな』というきっかけ…と言うとおこがましいですが、前向きに、また明日から頑張ろうと思えるドラマになればいいな。謎解きミステリーとしても楽しめる作品になればと思っていますので、ぜひ、みなさんに観てほしいです」

神宮寺「僕と高槻先生の凸凹さが面白かったり、僕と伊野尾くんという普段見れない、組み合わせも楽しんでほしいです。ミステリーや怪異、いろいろな要素も詰まってますし、ちょいちょいラブコメも入っているんですが(笑)。作品として面白く楽しんでもらえるところもありつつ、普段見れない組み合わせをどういうふうに演じているかなど細かいところまで、いろいろな目線で観て、楽しんでいただきたいです」

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