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明石家さんま、田村正和さんのやさしさに「何度も救われた」 『古畑任三郎』幻の“ロックスター”案も

 お笑いタレントの明石家さんまが、22日放送のMBSラジオ『ヤングタウン土曜日』(毎週土曜 後10:00)に出演。4月3日に亡くなった俳優・田村正和さんを偲んだ。

明石家さんま (C)ORICON NewS inc.

明石家さんま (C)ORICON NewS inc.

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 田村さんが主演した『古畑任三郎』の「しゃべりすぎた男」で、弁護士役を担当したさんま。「すごいオーラやったんやけど、人を寄せ付けないオーラじゃなくて、入っていける方で。いろいろやさしくしていただいて…。ある時、田村さんがせりふを噛まれたんですね。田村さんは全部頭に入っていて、台本なんか現場に持ってこない。そんな田村さんが噛みはったので『田村さん、噛みましたね』って(笑)。そういうことを言える雰囲気の方なんですよ」と撮影時の秘話を回顧。

 その後、現場がシーンとしたんですよ。ADから呼び出され、やんわりと注意を受けてしまったとなつかしそうに回顧。次の日のロケでは、さんまが田村さんの車についていくように運転していたものの、誤って田村さんの車を見失ってしまい、田村さんを待たせてしまうことに。さんまは「その時も『何をしているんだ』とか一切言わない。『待っている間にカレーを食べられたから、ありがとう』って。みんながやさしいっておっしゃるし。オーラはすごいけど、入っていけるやさしさを持っていただいているので、何度も救われた」と感謝を伝えた。

 脚本を手がけた三谷幸喜氏とのかけあいも振り返り「三谷くんが来て『さんまさん2回くらい噛まれています』と(笑)。オレ、噛んでないと。それで、VTRを見たら、人間性っていうのを噛んでいると。そんな細かいところまでチェックして、そういうシャレなのよ(笑)。田村さんに対して噛んだって、オレが言ったことへのシャレ返し」と粋な会話があったと紹介。「もともと、三谷くんはオレにロックスターをやってほしいということだったんですよ。売れなくなったロックスターをやるわって言っていたんやけど、ただ法廷のドラマをやりたいって言ったら、それしましょうって。それで、弁護士になったんやけど…」との秘話も飛び出した。

 田村さんの訃報について、木村拓哉とも連絡を取ったようで「木村からショックを受けたというメールがきましたよ。『現場に立っていないと困る方がまたひとりいなくなりましたね』と」としのび「一歩出たら、僕は田村正和だからっていう自覚をすごく意識してらっしゃった」と生前の会話を振り返っていた。

 番組の模様は、放送後1週間以内は「radiko」で聞くことができる(エリア外はプレミアム会員への入会が必要)。

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