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柳楽優弥&田中泯、阿部寛、永山瑛太ら出演「今だからこそ葛飾北斎に学べ」

 江戸時代後期の浮世絵師、葛飾北斎の人生を題材にした映画『HOKUSAI』。今月28日からの劇場公開に先駆け、美術評論家・山田五郎氏や信州小布施北斎館館長・安村敏信氏ら美術界のエキスパート、本作の企画・脚本を手掛けた河原れん氏、W北斎を演じた柳楽優弥田中泯阿部寛永山瑛太らキャスト陣が北斎の魅力を語り尽くす特番「今だからこそ葛飾北斎に学べ」(30分)の映像が解禁された。

映画『HOKUSAI』5月28日全国公開 (C)2020 HOKUSAI MOVIE

映画『HOKUSAI』5月28日全国公開 (C)2020 HOKUSAI MOVIE

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 北斎について「世界的知名度はものすごく高い画家のひとり。北斎の凄さはそれまでの日本画の長い歴史の集大成で、ありとあらゆる画風を学んでいて、肉筆画や水墨画など日本の画風だけでなく西洋画から遠近法を取り入れたり、流派にとらわれずどんな技法でも学んでいる。そこが一番すごいところだと思う」と、山田氏は画力だけでなく北斎の絵に懸ける飽くなき探求心が魅力であると語る。

 河原氏は、平民の生まれのため記録がないが、単純に出てきた天才ではないと思うと語り、現存する資料や史実、作品が生まれた年代などをつなぎ合わせてオリジナル・ストーリーを編み出した。今までほとんど語られる事のなかった青年時代の北斎も描き、「天才だと思っていない人が苦心して苦しみながら自分の絵の世界を極めていく。ストイックな人間だけどより人間臭く描きたいと思っていますし、北斎の人生を伝えられたらと思いました」と話す。

 北斎が生きた時代は、飢餓や伝染病が多発し、一揆や打ちこわしも珍しくない混沌のただ中にあった。幕府により表現の自由は制限され、葛藤し、もがきながらも自分らしさを見出し、強い信念を持って自分の描きたい絵を描き続けた北斎。その熱い生き様から、コロナ禍において未来が見えず行動が制限され、不安の中を生きる私たちが学べることは多いはずだ。この映像で北斎について予習しておけば、より一層、劇場で映画『HOKUSAI』を楽しめるに違いない。

 台湾でも今夏の公開が決定し、現在も韓国といった東アジアや中南米、ヨーロッパや北米など約30ヶ国以上からの熱烈オファーを受けている本作。日本人として今こそ“世界的アーティスト”葛飾北斎を深く知る時だ。

■特別番組の各局放送スケジュール
http://hokusai2020.com/news/20210519_247.html

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