俳優の佐藤健(32)が主演を務める人気映画『るろうに剣心』シリーズ。最終章となる『The Final』が公開され、『The Beginning』(6月4日公開)をもって完結を迎える。22歳という若さで剣心に出会ってから10年。本作で佐藤とともに歩んできた小岩井宏悦エグゼクティブ・プロデューサーの言葉から、役者としての成長をひもとく。
第1作『るろうに剣心』(2012年)の撮影から10年、『るろうに剣心』を超えられるのは『るろうに剣心』しかないと、スタッフとキャストが前作を超える信念で集まり、より良い作品を届けてきた。
大友啓史監督は「今でこそ佐藤健くんは佐藤健くんだけど、あの頃は大抜てきでした」と振り返る。かっこよくなければ“役者を辞める”覚悟で臨んだ佐藤は「自分自身のなかに、緋村剣心というキャラクターは『こうあってほしい』という理想的な像があって、剣心ってこういう人だからここはこうするよな、こういう時はこう言うだろうな、逆にこういうことは絶対に言わないんだろうな、とか。剣心だったらどう動くのかを常に考えて作り上げていきました」と人物像を自分の中に落とし込んでいった。
本シリーズを佐藤や大友監督らとともに大きくしていった小岩井氏は「彼の成長ぶりは著しい。尋常じゃないですね」と目を細める。「最初は『るろうに剣心』の主役という大役に精いっぱい応えようとしていた役者が、この10年で緋村剣心というキャラクターをすべて自分の中に入れ、完全に理解しきっている。それだけでなく作り手の目線もあるからシナリオやクリエイティブな面でもかなり貢献してくれています。自分の役柄だけでなく、作品として面白いか、面白くないかという大局観もあり、私が迷ったときは『答えは、佐藤健の中にある』と頼っていました」と佐藤の成長ぶりを語る。
続けて「あの人が出る作品は、いつも面白い。そういう役者さんっているじゃないですか。そういう人は、自分に何が求められているか、作品が何を求めているか、わかった上で仕事をしている。佐藤健も、そういう役者。佐藤健の目線は信頼できます」と絶大な信頼を寄せている。
最終章は、志々雄真実(藤原竜也)との死闘の後、神谷道場で平和に過ごした剣心たちに突如として攻撃が開始され、明かされなかった剣心の過去と消えることのない十字傷への謎につながる。原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースとした縁(新田真剣佑)とのクライマックスが描かれる『The Final』、剣心が過去を語る「追憶篇」がベースとなる『The Beginning』の2部作で描かれる。
第1作『るろうに剣心』(2012年)の撮影から10年、『るろうに剣心』を超えられるのは『るろうに剣心』しかないと、スタッフとキャストが前作を超える信念で集まり、より良い作品を届けてきた。
大友啓史監督は「今でこそ佐藤健くんは佐藤健くんだけど、あの頃は大抜てきでした」と振り返る。かっこよくなければ“役者を辞める”覚悟で臨んだ佐藤は「自分自身のなかに、緋村剣心というキャラクターは『こうあってほしい』という理想的な像があって、剣心ってこういう人だからここはこうするよな、こういう時はこう言うだろうな、逆にこういうことは絶対に言わないんだろうな、とか。剣心だったらどう動くのかを常に考えて作り上げていきました」と人物像を自分の中に落とし込んでいった。
本シリーズを佐藤や大友監督らとともに大きくしていった小岩井氏は「彼の成長ぶりは著しい。尋常じゃないですね」と目を細める。「最初は『るろうに剣心』の主役という大役に精いっぱい応えようとしていた役者が、この10年で緋村剣心というキャラクターをすべて自分の中に入れ、完全に理解しきっている。それだけでなく作り手の目線もあるからシナリオやクリエイティブな面でもかなり貢献してくれています。自分の役柄だけでなく、作品として面白いか、面白くないかという大局観もあり、私が迷ったときは『答えは、佐藤健の中にある』と頼っていました」と佐藤の成長ぶりを語る。
続けて「あの人が出る作品は、いつも面白い。そういう役者さんっているじゃないですか。そういう人は、自分に何が求められているか、作品が何を求めているか、わかった上で仕事をしている。佐藤健も、そういう役者。佐藤健の目線は信頼できます」と絶大な信頼を寄せている。
最終章は、志々雄真実(藤原竜也)との死闘の後、神谷道場で平和に過ごした剣心たちに突如として攻撃が開始され、明かされなかった剣心の過去と消えることのない十字傷への謎につながる。原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースとした縁(新田真剣佑)とのクライマックスが描かれる『The Final』、剣心が過去を語る「追憶篇」がベースとなる『The Beginning』の2部作で描かれる。
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2021/05/16