歌舞伎俳優の坂東玉三郎(71)が1日、都内で行われたシネマ歌舞伎『鰯賣戀曳網(いわしうりこいのひきあみ)』の取材会に参加した。 作家・三島由紀夫が残した「三島歌舞伎」の一つであり、室町時代の「御伽草子」が題材。2009年1月に、歌舞伎座さよなら公演にて上演され、12年に亡くなった十八世中村勘三郎さんが演じるおちゃめでユーモラスな鰯賣猿源氏と、坂東玉三郎が演じる秘密をかかえた美しい傾城蛍火が織りなす恋模様を描いた名舞台。二人の息の合った掛け合いから愛嬌あふれる花道の引っ込みまで、おとぎ話のようなハッピーエンディングの物語。この度、新作シネマ歌舞伎としてよみがえる。