NHK連続テレビ小説『まんぷく』で主人公夫婦の娘を演じて注目を浴び、映画『ビューティフルドリーマー』では主演を務めた女優の小川紗良(24)が、映画監督として長編商業映画デビューを果たす作品『海辺の金魚』が6月25日に公開される。このたび、本作の主題歌「あ、そ、か」を元チャットモンチーの橋本絵莉子(37)が手がけたことが明らかになった。橋本がこの映画のために書き下ろした新曲だ。
映画は、『まんぷく』の撮影が終わった19年春から本格的に取り掛かり、同年8月下旬に鹿児島県阿久根市で撮影。昨年の夏には完成させて、公開予定だったが、新型コロナウイルスの影響で1年ちかくお預けとなった。「やっと公開できるという喜びでいっぱいです」と小川監督。
主題歌は小川監督自ら、橋本のオフィシャルサイトに“お仕事依頼”。「小学生の頃からチャットモンチーさんの曲が好きでした。この映画の主題歌は、女性アーティストでお子さんがいらっしゃる方にお願いしたい、と考えていたのですが、ちょうど橋本さんが歌っている『ピッカピカの一年生』のCMソングを耳にして、ぜひお願いしたい、と思いました」と、すべてが合致した。
ラッシュデータ(音や色味の調整をしていない編集途中の状態)を受け取った橋本は、「『まんぷく』を観ていて、小川さんが演じていた幸の明るくて、ファッショナブルでかわいらしいキャラクターの印象が強かったので、映画監督をされていると聞いて驚きました。ラッシュ映像を見て、心を動かされて、ぜひ主題歌を作らせてください、とお返事しました。チャットモンチーを完結した後、はじめて本格的なバンド編成でのレコーディングをすることになり、私自身にとっても良いきっかけになりました」。
本作の主人公は、小さい頃から施設で生活してきた女子高校生・花(小川未祐)。高校の卒業を控え、施設で過ごすことのできる最後の夏、人生最大の選択を迫られる。身寄りのない子どもたちが暮らす家を舞台に、そこで育つ少女たちの世界と心の成長を描く人間ドラマ。
小川監督は「テーマとしては、女の子が“自分の人生”を歩みだす瞬間を撮りたい、と思っていました。児童養護施設を舞台にしたのは、以前から関心や個人的な思いがあったというのと、朝ドラをはじめ、俳優として演じてきた作品では一般的な家族像を描いているものが多かったので、その反動もあったかもしれません。監督として撮る作品は、世の中にはいろんな境遇の人がいて、血のつながりだけが全てではないということを描きたいという思いが生まれたんだろうな、と思います」
小学生の息子を持つ橋本は、完成した作品を観て、「自分自身のことを振り返りました。現在の息子との関係は、この先どうなっていくのか、と考えました。年を重ねるごとに、意識してなくても、知らない内に気がついたら、母親と同じことしているな、みたいな感じはあります」と、感想を伝えた。それに対して小川監督も「底抜けに明るい映画ではないですが、ほんの少しでも希望に向かうというか、橋本さんが書いてくださった歌詞にもあるように、この世界の前を見れるようなものになれば良いなと思います」と思いを述べた。
映画のために、久しぶりにレコーディングを行って橋本は「一人で弾き語りもいいのですが、バンドサウンドがやはり好きなんだな、と思いました。音楽活動に対するギアをもう一段階上げるきっかけになりました」。小川監督も「私としては、これからもたくさん橋本さんの音楽が聴きたいです」と、ファンの思いを代弁していた。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
映画は、『まんぷく』の撮影が終わった19年春から本格的に取り掛かり、同年8月下旬に鹿児島県阿久根市で撮影。昨年の夏には完成させて、公開予定だったが、新型コロナウイルスの影響で1年ちかくお預けとなった。「やっと公開できるという喜びでいっぱいです」と小川監督。
主題歌は小川監督自ら、橋本のオフィシャルサイトに“お仕事依頼”。「小学生の頃からチャットモンチーさんの曲が好きでした。この映画の主題歌は、女性アーティストでお子さんがいらっしゃる方にお願いしたい、と考えていたのですが、ちょうど橋本さんが歌っている『ピッカピカの一年生』のCMソングを耳にして、ぜひお願いしたい、と思いました」と、すべてが合致した。
ラッシュデータ(音や色味の調整をしていない編集途中の状態)を受け取った橋本は、「『まんぷく』を観ていて、小川さんが演じていた幸の明るくて、ファッショナブルでかわいらしいキャラクターの印象が強かったので、映画監督をされていると聞いて驚きました。ラッシュ映像を見て、心を動かされて、ぜひ主題歌を作らせてください、とお返事しました。チャットモンチーを完結した後、はじめて本格的なバンド編成でのレコーディングをすることになり、私自身にとっても良いきっかけになりました」。
本作の主人公は、小さい頃から施設で生活してきた女子高校生・花(小川未祐)。高校の卒業を控え、施設で過ごすことのできる最後の夏、人生最大の選択を迫られる。身寄りのない子どもたちが暮らす家を舞台に、そこで育つ少女たちの世界と心の成長を描く人間ドラマ。
小川監督は「テーマとしては、女の子が“自分の人生”を歩みだす瞬間を撮りたい、と思っていました。児童養護施設を舞台にしたのは、以前から関心や個人的な思いがあったというのと、朝ドラをはじめ、俳優として演じてきた作品では一般的な家族像を描いているものが多かったので、その反動もあったかもしれません。監督として撮る作品は、世の中にはいろんな境遇の人がいて、血のつながりだけが全てではないということを描きたいという思いが生まれたんだろうな、と思います」
小学生の息子を持つ橋本は、完成した作品を観て、「自分自身のことを振り返りました。現在の息子との関係は、この先どうなっていくのか、と考えました。年を重ねるごとに、意識してなくても、知らない内に気がついたら、母親と同じことしているな、みたいな感じはあります」と、感想を伝えた。それに対して小川監督も「底抜けに明るい映画ではないですが、ほんの少しでも希望に向かうというか、橋本さんが書いてくださった歌詞にもあるように、この世界の前を見れるようなものになれば良いなと思います」と思いを述べた。
映画のために、久しぶりにレコーディングを行って橋本は「一人で弾き語りもいいのですが、バンドサウンドがやはり好きなんだな、と思いました。音楽活動に対するギアをもう一段階上げるきっかけになりました」。小川監督も「私としては、これからもたくさん橋本さんの音楽が聴きたいです」と、ファンの思いを代弁していた。
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2021/04/22