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西島秀俊主演『ドライブ・マイ・カー』真紅のサーブ900がドラマチック

 俳優の西島秀俊主演で、作家・村上春樹氏が2013年に発表した短編小説を映画化した『ドライブ・マイ・カー』(今夏公開)のティザービジュアルが解禁された。

西島秀俊主演、村上春樹の短編小説を映画化した『ドライブ・マイ・カー』(2021年夏公開)ティザービジュアル (C)2021 『ドライブ・マイ・カー』製作委員会

西島秀俊主演、村上春樹の短編小説を映画化した『ドライブ・マイ・カー』(2021年夏公開)ティザービジュアル (C)2021 『ドライブ・マイ・カー』製作委員会

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 妻を失った男の喪失と希望を綴った原作に惚れ込み自ら映画化を熱望し、脚本も手掛けるのは、気鋭の濱口竜介監督。商業映画デビュー作にしてカンヌ映画祭コンペティション部門に選出された『寝ても覚めても』、ベルリン映画祭で銀熊賞(審査員大賞)受賞という快挙を成し遂げた短編集『偶然と想像』、さらには脚本を手掛けた黒沢清監督作『スパイの妻』がヴェネチア映画祭銀獅子賞に輝くなど、国際的な舞台で快進撃を続けている。

 本作には、西島のほか、三浦透子岡田将生霧島れいからが出演。解禁となったティザービジュアルは、さまざまな感情が入り交じった表情で遠くを見つめる主人公・家福(西島)と、彼の愛車である真紅の「サーブ900」に乗り込んだドライバーのみさき(三浦)の姿がドラマチックで印象的なものに。

 また、「その先にあるものを、僕はまだ知らない。」と添えられたキャッチコピーが、みさきとの出会いで大きく動き出していく家福の運命を予感させ、さらに背後に広がる海と相まってスケール感のある展開に期待が高まるビジュアルとなった。

 これまで圧倒的な脚本力と豊かな映画表現で、人間の多面性や複雑な感情をあぶりだしてきた濱口監督。原作の精神を受け継ぎながら、どのような物語を紡ぐのか。新たなる傑作の誕生と公開が待ち遠しい。

■ストーリー
 俳優であり演出家の家福は、愛する妻の音と満ち足りた日々を送っていた。しかし、音はある秘密を残したまま、突然この世からいなくなってしまう――。2年後、広島での演劇祭に愛車で向かった家福は、寡黙な専属ドライバーみさきと出会う。悲しみと“打ち明けられることのなかった秘密”にさいなまれてきた家福は、みさきと過ごす中であることに気づかされていく…。

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