人気グループ・Snow Man(岩本照、深澤辰哉、ラウール、渡辺翔太、阿部亮平、宮舘涼太、佐久間大介、向井康二、目黒蓮)が、昨年1月のCDデビュー後初となる舞台『滝沢歌舞伎ZERO 2021』を東京・新橋演舞場にてスタートさせた。この1年、さまざまなメディアを通してファンを増やし続け、躍進を遂げてきたが、生の舞台ではそれとはまた違った9色の輝きを放っている。初日前ゲネプロでは彼らの板の上でこそ発揮される“真価”と“進化”を感じた。(以下、本公演ネタバレを含みます)。 久々の舞台、ファンの前に立つ機会も少なかった彼らは、この1年間に、バラエティーや映画、テレビ露出も急増し“テレビの中の人”となった。だが冒頭、300万枚の青い桜の花びらのなかで始まる「ひらりと桜」では、医療従事者へのエールを込めたという“青”の衣装を身にまとった9人が現れたのを皮切りに、次々に目の前でリアルな体験として繰り広げられるパフォーマンスによって、エンターテインメントの素晴らしさを身を持って証明してくれる。
2021/04/08