東京・新宿武蔵野館で開催していた、大島渚監督の代表作である『戦場のメリークリスマス』、『愛のコリーダ』の公開記念特別ポスター展で15日朝、展示物のポスターが1枚、持ち去られる事件が発生した。 松竹ヌーヴェル・ヴァーグを生み、差別や犯罪など、社会の歪みと闘い続けた熱き映画監督、大島渚。彼の最大のヒット作『戦場のメリークリスマス』(1983年)と最大の問題作『愛のコリーダ』(76年)をデジタル素材に修復し、『戦場のメリークリスマス 4K修復版』を4月16日から、『愛のコリーダ 修復版』を4月30日から、東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次“連続”公開する。これに先立ち、新宿武蔵野館でポスター展を開催していたのだが、今回の盗難被害を受け、劇場ともに協議した結果、展示を中止することになった。
2021/03/16