俳優の宮沢氷魚、池田エライザが3日、都内で行われた映画『騙し絵の牙』（26日公開）の騙し合いバトル開幕式に出席した。

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　映画は、『罪の声』の著者・塩田武士が、大泉を主人公にあて書きした同名小説（角川文庫／KADOKAWA）が原作。映画『桐島、部活やめるってよ』『紙の月』の吉田大八監督がメガホンをとった。

　大手出版社を舞台に、廃刊危機に陥った雑誌を巡って生き残りをかけた壮絶な騙し合いバトルが幕を開ける。会社のお荷物雑誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水役に大泉洋、新人編集者・高野役に松岡茉優、ほか宮沢、池田、斎藤工、中村倫也、佐野史郎、リリー・フランキー、塚本晋也、國村隼、木村佳乃、小林聡美、佐藤浩市らが出演。ミステリアスなイケメン新人小説家・矢代聖を宮沢、人気ファッションモデルとして活躍する城島咲を池田が演じた。

　撮影秘話に花を咲かせた宮沢は「映画の中で週刊誌に撮られるシーンがあった」と明かし「僕は週刊誌に撮られるのが初めて。何とも言えない緊張感がありました」と笑いながら振り返った。

　池田は、宮沢との共演シーンについて「穏やかな現場でした」と回顧。撮影合間に「卓球をしましたよね？　『騙し絵の牙』の撮影中だと忘れるくらい（熱中した）」と語ると、卓球対決をした宮沢から「そういうシーンはないけど（卓球を）やってましたね。（池田は卓球が）上手かったです！」と太鼓判を押されていた。

　イベント冒頭には、この日のために制作された“大泉の巨大看板”（高さ10メートル×幅11メートル）の口部分からキャスト・監督が登場。宮沢は「多分、人生最初で最後。この景色を忘れないようにします」と笑顔で感想を語っていた。