ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

【青天を衝け】高良健吾、吉沢亮・栄一と共にする“慶喜のために”「方向性の差はしっかり出したい」

 俳優の高良健吾がこのほど、オンラインで行われた大河ドラマ『青天を衝け』(2月14日スタート、毎週日曜 後8:00 総合ほか)のリモート取材に出席。吉沢亮が演じる渋沢栄一の従兄・渋沢喜作という本作でも重要な人物を演じるにあたり、いまの胸の内を語った。

大河ドラマ『青天を衝け』より(C)NHK

大河ドラマ『青天を衝け』より(C)NHK

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 本作は、生涯に約500の企業を育て、約600の社会公共事業に関わった「日本資本主義の父」、晩年は民間外交にも力を注ぎ、ノーベル平和賞の候補に2度選ばれ新一万円札の顔としても注目される渋沢栄一が、幕末から明治へ、時代の大渦に翻弄され挫折を繰り返しながらも、近代日本のあるべき姿を追い続け、高い志を持って未来を切り開いていく姿を描く。

 高良が演じる喜作は、渋沢一族の一家「新屋敷」の長男。栄一より2つ年上で、幼なじみとして育ち、生がいの相棒となる。直情的で情に厚く、弁が立つ知性派の栄一とは正反対の性格。幕末の混乱の中で彰義隊を結成し、栄一とは異なる道を歩むことになる。

 喜作を演じるにあたり、意識していることを聞かれた高良は「『差』です。何者でもないときから成長していくときの差が出てばいい」という。「いまは何者でもない青年を意識しています。10代から演じるので、最初は言葉に説得力がありません。国に対する想いも、勢いはあるけど説得力はないんです。そこの“軽さ”を大事に演じています」と成長していくまでの過程を丁寧に表現しているという。

 その上で「撮影しているときは7話くらいを同時に撮っているので、15歳が23、24、25歳となったり(笑)。そこの幅が大変だなと思いながらも面白いです。シーンの幅が大きくて精いっぱいやっています」と行ったり来たりで撮影する大河ドラマならではの苦労も楽しみながら味わっている。

 相棒・栄一を演じる吉沢は「堂々としていますね。正直な人というイメージです。一緒にいて楽しいし、楽です(笑)。最初は『わちゃわちゃやろう』と。かわいらしい2人が国のために動き、変わっていく姿が頼もしくなっていきますが、最初はふざけるところはふざけようよと言ってやっています」と物語の始まりとなる血洗島での2人の掛け合いも見どころだ。

 そして、喜作といえば、一橋慶喜に仕え、慶喜が将軍になったときには奥右筆(おくゆうひつ)に任じられるなど、彼の人生において慶喜も大きな存在となる。草なぎ剛が演じる慶喜は「草なぎさんからのオーラも、(徳川)斉昭の息子である一橋慶喜に会えたという“慶喜”のオーラもありました」と振り返る。

 共演シーンはこれから増えていくが、「栄一と喜作は“慶喜のために”というのはありますが、2人は方向性が変わってくる。僕は武のほうで、栄一は勘定で支えようとするので、そこの差はしっかり出していきたいです」と思い描いた。

関連写真

  • 大河ドラマ『青天を衝け』より(C)NHK
  • 大河ドラマ『青天を衝け』より(C)NHK
  • 大河ドラマ『青天を衝け』より(C)NHK
  • 大河ドラマ『青天を衝け』より(C)NHK
  • 大河ドラマ『青天を衝け』より(C)NHK

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索