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仲野太賀、染谷将太と“香川照之ごっこ” 『ゆれる』に衝撃「度肝を抜かれた」

 俳優の仲野太賀(27)と西川美和監督が5日、都内で行われた映画『すばらしき世界』(11日公開)のトークイベントに登壇した。

染谷将太と“香川照之ごっこ”をしていたと話した仲野太賀 (C)ORICON NewS inc.

染谷将太と“香川照之ごっこ”をしていたと話した仲野太賀 (C)ORICON NewS inc.

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 オダギリジョーと香川照之が共演した映画『ゆれる』(06年)を中学時代に見た仲野は「衝撃でした。日本映画も見ていましたが、こんなにおもしろいんだという発見がありました」と、それから西川組への参加を夢見始めたという。

 さらに、当時から親交がある染谷将太と『ゆれる』の話で盛り上がったことを明かし「香川照之さんにはまっちゃって(笑)。その時はもう役者を始めていたので、特にラストカットの香川さんの演技に度肝を抜かれました。“ごっこ”みたいなのをやってましたね」と笑いながら話していた。

 その後、西川監督のドラマでせりふもないような役で出演を果たした仲野。今回は重要なキーマンともなる役柄に抜てきされた。「オーディションではないですが、最初会って話しましょうと。その時は信じられない気持ちでした」と喜びを表現し、「西川組の一員になれるワクワクとこれまでの俳優人生を試される武者震いがありました」と振り返った。

 仲野の魅力について聞かれた西川監督は「悪い意味ではないです」と前置きし「スタッフと俳優のはざまにいる雰囲気。『助監督新しい人来てる?』のような。俳優って入ってきた瞬間に空気が変わるんですが、太賀くんはない。空気が変わらないんですよね」と現場に同化する独特の個性を絶賛していた。

 本作は、佐木隆三氏の小説『身分帳』が原案。『蛇イチゴ』(2002年)『永い言い訳』(16年)などで知られる西川監督が、初めて実在の人物をモデルとした原案小説をもとに、舞台を約35年後の現代に置き換え、自らの取材を通じて脚本・映画化に挑んだ。

 役所が演じるのは、人生の大半を刑務所で過ごし、社会から“置いてけぼり”を食らいながらも、まっすぐすぎる性格と、どこか憎めない魅力で周囲の人々とつながっていく男・三上。その三上自らテレビ局へ送った、刑務所内の個人台帳「身分帳」を手にするディレクターを仲野、三上が更生していく様子をテレビ番組にしようと近づくプロデューサーを長澤まさみが演じる。

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  • 染谷将太と“香川照之ごっこ”をしていたと話した仲野太賀 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『すばらしき世界』のトークイベントに登壇した(左から)仲野太賀、西川美和監督 (C)ORICON NewS inc.
  • 西川美和監督から誕生日プレゼントを受け取り笑顔の仲野太賀=映画『すばらしき世界』のトークイベント (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『すばらしき世界』のトークイベントに登壇した西川美和監督 (C)ORICON NewS inc.

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