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“溶け込むアイドル”山崎怜奈の魅力 乃木坂46メンバー初の帯ラジオで奮闘の日々

 「ラジオでは、社会・生活の中にひたすら溶け込む。これは私自身の人生の標語にもなっています」。人気アイドルグループ・乃木坂46のメンバーである山崎怜奈(23)は、自身のスタンスをはっきりと語る。2013年に2期生オーディションに合格して加入して以来、学業と両立しながら約8年が経過したが、昨年3月に大学を卒業し、10月からはTOKYO FM『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』(月〜木 後1:00)のパーソナリティーに就任。乃木坂46メンバー初の帯番組という快挙を果たし、落ち着いたトーンで“昼の顔”としてリスナーに安心感を与えている。今月8日から首都圏の1都3県に緊急事態宣言が発令されて、はや1週間。リスナーに寄り添い、溶け込みながら、日々奮闘している。

TOKYO FM『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』パーソナリティー業に奮闘する山崎怜奈(C)TOKYO FM

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■緊急事態宣言下での帯番組「違和感ない言葉を」 リスナーとして感じたラジオの力

 緊急事態宣言下でこの番組を届けるのは初だが「リスナーのみなさんの聴いている環境も変わっていると思うので、どういう言葉を投げかけたら共感していただけるか、違和感のない言葉となるかを考えています」と思案している様子。昨年4月に同宣言が出された際には“リスナー”としてラジオに救われた。「日々の暮らしのリズムでやってくれている番組も多かったので、テンポ感を保ってくれているっていうありがたみは、改めて非日常の中で感じました」。

 そうした経験が、パーソナリティーとしても生きている。「きょう(1月14日)も、オンエア中に友人から連絡がきていて『ラジオ聴いているよ。気持ちが落ち着く声で、やさしい話し方だね』と言ってくれました。リスナーさんからもそういうふうに声をかけていただくこともあるので、その『いいね』って言ってくださる部分を大事にしていきたいです」。番組が始まってから3ヶ月あまりでの成長については「成長できているんですかね…。子どもが自分の身長が伸びている実感がわかないように、自分ではわからないですね」と謙そんしながら、改善点については「たくさんあります!」と即座に答えるなど、常に“昼のラジオ”に合う温度感を模索している。

 その姿勢は、生活サイクルにも現れている。朝9時に起床、その後、半蔵門にあるTOKYO FMのスタジオに入り、打ち合わせなどを行ってから午後1時から約2時間の生ラジオ。帰宅後は、家事などを行いながら、翌日の放送に向けての準備を入念に行っていると、気づけば深夜になっていることもあり、あわてて就寝することもあるのだという。ゲストへ聞きたいことなどをまとめたノートには、放送後に再び音源を聞き直して、反省点や発見したことを書き足すなど、予習復習に抜かりがない。「ラジオを聴くのが好きなので、移動中、帰宅後に家事などをしながら聴いています。その中でも、いろいろな発見がありますね」と声を弾ませる。

■相手の立場に立った圧倒的な気遣い「常にプラスアルファーを」

 アルコ&ピース神田伯山伊集院光ファーストサマーウイカジェーン・スー加藤浩次指原莉乃をはじめ、わずか3ヶ月の間にラジオ局の垣根をこえて豪華ゲストが次々と登場。12日にLiSAがゲストとして登場した際には、新曲のリリースタイミングと合わせてLiSAが同局の番組を1日中出演することを踏まえて「なるべく、質問が被らないようにしているのですが、重複してしまったらすみません」という気遣いを見せていたが、このインタビューでも「ほかの媒体さんで、伊集院さんやウイカさんのお話をさせていただいたので、違ったエピソードがいいですよね」と切り出し、ノートをめくりながら「古市憲寿さんの話はとてもおもしろかったです! すごく快活でステキな方だなと思いましたね」とトークをするなど、常に“相手の立場”に思いをめぐらせる姿は印象的だった。

 圧倒的な気遣いは、サプライズがあった時にも発揮された。昨年12月には、ニッポン放送『ナイツ ザ・ラジオショー』(月〜木 後1:00)と電話でつながり、局の垣根をこえた共演が実現。山崎は事前に知らされていなかったものの、冷静に受け答えしていたが、改めて当時の心境を聞いてみた。「すごく楽しかったですね。番組が始まる前から、いろんな局のいろんな番組を聴いていて、パーソナリティーさんをリスナーとしてリスペクトしているので、うれしかったです。ナイツさんは、しゃべり手のプロですから。そんな方が私のことを知ってくださっていて、貴重な時間を使ってお話をしていただいて、うれしかったです。ただ、リスナーさんにとっては、その出来事自体が非日常だから、会話ではそれをあまり感じないようにしてもらおうとか、ナイツさんの方は複数人で仲良くお話をされている中で、私はひとりなので、その温度感を同じくらいのところにどう持っていくかということは瞬時に考えていました」。

 そんな山崎のパーソナリティーとしての目標は明確だ。「最初からの目標ですが、とにかく溶け込むことです。気づいたらいたけど、ふとたまに思い出して聴きたくなるみたいな存在になりたいですね。毎日聴いてくださっている方々にとっては、生活の中のBGMなので、そこに溶け込んでいって、放送の中で気になった言葉が、何かを考えるきっかけになったり、何かを思い出すきっかけになったりすれば、一番うれしいです」。個人としての目標についても、自分自身を客観視した答えが返ってきた。

 「私自身、アイドルは3月で9年目になるのですが、自分ではじわじわ成長してきたタイプだと思っていて。ありがたいことに、クイズ番組などにも出演させていただけることが増えて、番組に溶け込むことを目標に、溶け込んだ先でもっとプラスアルファーを考えるということは、常に忘れずにいたいです。何かを成し遂げたいというよりは、いただいたものに100で返しつつ、プラスアルファーでちょっとずつ何かを返すことができたらと考えています」

 今後ラジオで話してみたいゲストについては「山中伸弥教授にお会いしたいです。山中先生の本を読ませていただいた時に、印象的な言葉や、感銘を受けたところがたくさんあったので、ぜひお話をさせていただきたいですね。香川照之さんとも、お話してみたいです。俳優さんとして、カマキリ先生として(歌舞伎の)市川中車さんとしても尊敬しています」と話した。気づいたら、リスナーの心に浸透している山崎怜奈の快進撃は、これからもじわじわと続く。

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