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柄本佑が精神科医で主演『心の傷を癒(いや)すということ』映画化決定 ドラマ視聴者の反響で

 俳優の柄本佑が精神科医で主演を務め、今年1月にNHKで放送されたドラマ『心の傷を癒(いや)すということ』の映画化が決定。来年1月29日に公開されると11日、発表された。

『心の傷を癒す(いや)ということ《劇場版》』メインカット(C)映画「心の傷を癒すということ」製作委員会

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 全4話で放送された同ドラマは、阪神・淡路大震災発生時、自ら被災しながらも、他の被災者の心のケアに奔走した若き精神科医の物語。手探りながらも多くの被災者の声に耳を傾け、震災後、日本における PTSD(心的外傷後ストレス障害)研究の先駆者となるも、志半ばでこの世を去った実在の精神科医、安克昌(あん・かつまさ)氏の半生を題材としている。

 放送後、視聴者からの反響を受けたことから、もっと多くの人に鑑賞してもらいたいという思いにより映画化が緊急決定した。実在の人物をモデルに描く本作の主人公・安和隆を柄本、妻・終子役を尾野真千子、和隆の父を石橋凌、母をキムラ緑子、兄を森山直太朗、弟を上川周作が演じている。ほかにも、濱田岳、濱田マリ、近藤正臣と実力派キャストがそろっている。

 また、映画の主題歌には自身が出演した映画に初めて書き下ろし曲を提供する、森山の「カク云ウボクモ」に決まったことも、発表になった。

 柄本は「『心の傷を癒すということ』が再編集され劇場版として生まれ変わることとなりました。2時間になったことでオリジナルとは違った新たな魅力を発見していただけると思います。しかもスクリーンでっ!! たくましく、人間の底力と生きる力にあふれた今作をぜひ劇場でご覧いただけたらうれしいです」と映画化の喜びを語っている。

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