人気グループ・Sexy Zoneが、11日放送のフジテレビ系『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME』（深0：55※関東ローカル）に出演。デビュー10周年イヤーに突入したSexy Zone特集の最終話、episode4『場所』では、10月末に開催された無観客オンラインライブの裏側に密着。療養中だった松島聡がおよそ2年半ぶりに登場というサプライズもありながら、初めての挑戦に試行錯誤する5人の姿に迫った。

　3月から予定されていた全国ツアー『POP×STEP!? TOUR 2020』はコロナ禍のため延期となり、その後中止に。しかし、無観客オンラインライブと形を変えることとなり、ライブに向けた打ち合わせでは、松島の出演も決定。菊池風磨は「配信じゃなかったら松島と一緒にライブをやる案は正直なかった。配信だからこそできた試み」と語った。

　ほどなくして、メンバー全員でのリハーサルも再開。ファンも待ちわびているステージに向けて、再び動き出した。松島は「ライブのリハも久しぶりだったので、本当にライブが始まるんだなぁっていう、ゾクゾク感とワクワク感みたいなのがあって」と語り、コンサートが実現する高揚感を隠しきれない様子だった。

　ライブ前日のリハーサルで、およそ1万5000の空席を前にした菊池は「本番はリハーサルと状況は変わらないことになってしまうので。今回は意識して、リハーサルでピークを迎えないように」と無観客ならではの気持ちを作る最年少のマリウス葉も「普段のライブの現場にいるとファンの方々が実際に楽しんでいるかどうかが目で確認できるけど、画面の奥だとそれがわからないので」と、画面の向こうのファンを思い浮かべようとしていた。

　メンバーそれぞれが、今までとの環境の違いに戸惑いと難しさを感じるなか、佐藤勝利は自身が作詞したソロ曲「Show must go onを用意。電飾の大階段でタキシードのダンサー達を従える演出について、佐藤は「今までのジャニーズの王道を全部詰め込んだんですよ。ジャニーさんが理想としていたジャニーズ像みたいなもの。それを僕は追い求めてきたし、求められてもきた」と改めて恩師への思いを語った。

　いよいよ迎えた、ライブ本番当日。最終リハーサルに臨んだ中島健人は「直接は会えないですけど、自分たちの音楽を最も愛してくれる人たちに早く会いたいです」と話し、いつも深い愛情で支えてくれる人たちとつながる最高の瞬間を待ちきれずにいた。およそ8ヶ月の時を経て、彼らがようやく巡りついた無観客オンラインライブ。画面の向こうで待つファンに最高のパフォーマンスと思いを届けるため、彼らは念願のステージへ上がる。