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志村さんの遺志継ぐ 『キネマの神様』来年4・16公開「完成が一番の供養と信じ…」

 歌手の沢田研二、俳優の菅田将暉がW主演を務める映画『キネマの神様』が来年4月16日に公開されると1日、発表された。映画初主演を予定していた志村けんさん(享年70)の遺志を継いだキャスト・スタッフたちは、この作品を無事完成させることが、志村さんへの一番の供養になると信じ、コロナ禍を乗り越え、無事にクランクアップを迎えた。

 同作は、1920年に蒲田撮影所を開所した松竹映画の100周年を記念して製作。『第1回日本ラブストーリー大賞』『第36回新田次郎文学賞』などを受賞している人気小説家・原田氏がつづった原作を、山田洋次監督が“家族”をテーマにした映画作品に仕上げる。

 沢田が演じるのは、無類のギャンブル好きのゴウ。若き日のゴウを菅田が演じ、二人一役で主人公を担当。さらにゴウの妻・淑子を宮本信子、映画の撮影所で働くゴウとテラシンがともに恋心を抱く食堂の娘を永野芽郁が演じる。時代を越えて繰り広げられる愛と友情が描かれ、若き日のゴウが信じた“映画の神様”が時を越えてひとつの家族にある奇跡をもたらすストーリーが紡がれる。

 また、同時解禁された特報映像では、若き日のゴウ(菅田)がカチンコを片手に映画制作に奮闘していた頃の映画を、現在のゴウ(沢田)が懐かしさと寂しさあふれるまなざしで鑑賞するという二人の対照的な姿が重なる印象的なシーンから始まる。映画制作に全身全霊を傾け、夢を追い駆ける若きゴウ、一方で、妻・淑子(宮本)から指摘されるまで思い出せなかった程、かつての情熱と輝きを失った現在のゴウ。この対照的な二人を中心に、ゴウを支える家族・友人たちが映し出されたエモーショナルな内容となっている。

■以下、公開日決定に至るまでの経緯

2020年1月に映画化を発表した山田洋次監督最新作『キネマの神様』は、3月1日にクランクインし、撮影を進めておりましたが、ちょうど半分を撮り終えた3月末にW主演である志村けんさんが新型コロナウイルスによる肺炎の悪化でご逝去されました。

突然の訃報に、山田監督をはじめとするキャスト、スタッフは動揺を隠すことが出来ませんでした。程なくして日本政府による緊急事態宣言が発出し、撮影は長期中断を余儀なくされました。この時点で「かわいそうに。再開するのは無理だろう」といった声が世間では数多く上がっておりましたが、我々はすんなりとこの作品を未完で終えることを受け入れることが出来ませんでした。

この作品を無事完成させることが、志村さんへの一番の供養になると信じ、コロナ禍の終息が見えない中、撮影が再開できる日を想像し、志村さんが演じる予定だったゴウのキャスティングを開始しました。そして、かつて同じ事務所に所属し、先輩後輩同士非常に仲が良く、『8時だョ!全員集合』や『ドリフ大爆笑』などの番組、共同のラジオ番組『ジュリけん』や、コントなどで志村さんと多く共演した沢田研二さんが出演を決意してくださいました。

「志村さんのお気持ちを抱き締め、やり遂げる覚悟です」。志村さんから沢田さんに魂のバトンが渡り再始動した本作、撮影再開後もコロナ危機と常に隣り合わせで数々の困難がありましたが、それを一つずつ乗り越え、ようやく公開が見えてきました。コロナの影響を大きく受けた映画として、コロナに限らず、様々な苦境に立たされたすべての人と一緒に乗り越えたい、そして無事に公開を迎えることで、勇気と希望を与えたい。きっといる“映画の神様“を信じて。心からそう思っています。

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