57年前の昭和38年(1963年)に公開された東映の傑作時代劇『十三人の刺客』をBSプレミアムでリメイク。今回、ドラマ化に挑んだのは、歌舞伎俳優の中村芝翫と、大河ドラマ『麒麟がくる』織田信秀役も記憶に新しい、俳優の高橋克典。きょう28日、午後9時より放送される。何度もリメイクされる作品には、結末を知っている上で観ても十分楽しめる、作品そのものに魅力があるはず。同じ小中学校に通った先輩(高橋)後輩(芝翫)で、お互いをよく知るが、共演は今回が初めてだったふたりに話を聞いた。 物語は――老中・土井大炊頭(里見浩太朗)は、将軍の弟であり、暴君として知られる松平斉継(渡辺大)の暗殺を御目付役・島田新左衛門(芝翫)に命じた。新左衛門は天下万民のため、信頼できる強者たちを集める。一方、新左衛門の無二の親友・鬼頭半兵衛(高橋)はその時、斉継の側用人となっており、斉継暗殺を阻止しようと新左衛門の前に立ちはだかる。
2020/11/28